元埼玉県警・佐々木成三氏 フジモンの当て逃げ事故発覚に「防犯カメラとドラレコで車の特定は容易に」

[ 2023年10月12日 11:54 ]

テレビ朝日
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 元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏が12日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)にリモート出演。お笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史(52)が乗用車を運転中に当て逃げ事故を起こしたことが判明し、芸能活動を自粛することに言及した。

 所属する吉本興業が11日、藤本が接触物損事故を起こしたことを公式サイトで発表。藤本は当面の間、芸能活動を自粛する。

 同サイトによると、4日正午頃、東京都渋谷区交差点で、藤本が運転する車両と被害者の車両が接触、物損事故を起こしたという。

 関係者によると、接触された乗用車の運転手が警視庁に通報し、事故が発覚した。運転手にケガはなかったという。警視庁は道路交通法違反(報告義務違反)容疑で藤本から事情を聴いている。

 佐々木氏は「当て逃げにおいては、物損事故を起こした後に、まず道路上の危険を防ぐ措置をするということと、警察に申告をしなければいけないという義務がありますので、それを怠ってしまうと当て逃げ事故として認定されて検挙されてしまう」と説明し、「当て逃げ事故として検挙された場合、刑罰を受けますし、もちろんこれは免許の停止といった行政処分も受けますので、かなり大きな処罰が来るということでとても残念ですね。私もファンなので、こういった行動はとても残念ですね」と話した。

 そして、一般論として「当て逃げ事故をやった側の心理として、バイアスがかかってしまうんですね。これは事故じゃないんじゃないか、これくらいの事故だったらバレないだろうとか、これだったら被害申告されないだろうと」と言い、「ただ付近の防犯カメラとドライブレコーダーがありますので、被害者から申告を受けると警察はすぐに車の特定というのは容易にできるようになってきた」と話した。

 吉本興業公式サイトに掲載された藤本のコメントは以下の通り。

 「この度は事故を起こしてしまい、また、事故直後に適切な対応ができておらず、浅はかな行動をとってしまい、被害者の方に対して大変申し訳ない思いです。被害者の方には、ご多忙の中で直接謝罪させていただく機会を設けていただきました。この度のことで自分が情けなく思うとともに、このような被害に遭われたにもかかわらず、逆にお気遣い、励ましのお言葉をいただいた被害者の方には、言葉では言い尽くせない思いでいっぱいでございます。今後は誠意をもって被害弁償させていただくことはもちろんのこと、自身のあり方を見直すべく、タレント活動に関しては暫く控えさせていただくことにしました。関係先の皆様にも多大なるご迷惑をおかけすることになり大変申し訳ございませんが、被害者の方への謝罪、そして自身の反省の時間をいただければ幸いに存じます」

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2023年10月12日のニュース