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注目の日本タイトル戦は世界ランカー対決 V3狙う川満に8戦全勝のホープ高見が挑む

[ 2025年4月7日 17:01 ]

プロボクシング日本ライトフライ級タイトルマッチ   王者・川満俊輝《10回戦》同級1位・高見亨介 ( 2025年4月8日    東京・後楽園ホール )

日本ライトフライ級タイトルマッチの前日計量後にファイティングポーズをとる王者の川満(左)と挑戦者の高見
Photo By スポニチ

 前日計量が7日、都内で行われ、王者・川満俊輝(29=三迫)、同級1位・高見亨介(23=帝拳)がともに48・8キロでパスした。

 減量の影響でげっそりとした表情の川満は「いつも(減量は)キツイ」と苦笑いしながら「しっかり練習してきたので、自信はある」と話した。世界ランクはWBC3位を筆頭にWBO8位、IBF11位と3団体で保持する。挑戦者の高見は全4団体の世界ランカーだが「(相手は)若くて勢いがあって世界ランクもいっぱい持っている。そこを意識して、僕の方が強いと見せる」と王者の意地をのぞかせた。

 自信を裏付けるのは、2団体の世界フライ級統一世界王者・寺地拳四朗(BMB)らに加え、アマチュアで高見に2勝している田中将吾(大橋)とこなした豊富なスパーリングだ。「つくり上げたボクシングをやれば、必ず勝てると思う」とホープの踏み台になるつもりはない。

 一方、アマ戦績が43勝4敗で、プロで8戦全勝6KOの戦績を誇る高見は、初の日本タイトル挑戦を前に「コンディションは文句なし。いい練習ができた」と言う。すでにIBF4位を筆頭に全4団体で世界ランク入りするテクニシャンのホープは、打ち合いに強い川満戦に向けて「クレバーに戦えたらいいが、打ち合いに付き合ってもいい。面白い展開になると思う」と自信を話した。

 日本王座奪取の先に、世界を見据える。「この試合をクリアできたら、世界を視野に入れていきたい」。1月1日に帝拳ジムの長野ハルマネジャーが亡くなった後では、自身初の試合。「中学からお世話になった。人として、尊敬できる人。タイトルを獲る姿を見てほしかった」。特別な思いもリングにぶつける。

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