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辰吉寿以輝 6月の再起戦を発表 中嶋一輝との再戦も熱望「ベルトを持っていようが、なかろうが…」

[ 2025年4月7日 16:23 ]

6月の再起戦が発表された辰吉寿以輝はファイティングポーズを決める
Photo By スポニチ

 元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(54)の次男で、東洋太平洋スーパーバンタム級14位の辰吉寿以輝(28=大阪帝拳)が6月7日にエディオンアリーナ大阪で再起戦を戦うことが7日、所属ジムから発表された。相手はフィリピンバンタム級12位のアリエル・アンティマロ(22)。寿以輝にとっては、初タイトル挑戦で王者の中嶋一輝に2回失神TKO負けを喫した昨年12月の東洋太平洋タイトルマッチ以来、6カ月ぶりのリングとなる。

 プロ初黒星の翌日には決めた再起。父・丈一郎に決意を告げたところ、「そら、そうやろ」とだけ言われたという。

 中嶋に敗れた一戦を振り返り、「倒されたとこだけ記憶が戻っていない。実感もない変な感じ」とコメント。リベンジ戦へ向け、「それしかない。(中嶋が)ベルトを持っていようが、持ってなかろうが、唯一の負けが覚えていないなんて」と再戦を熱望した。

 次戦の相手は、中嶋と同じサウスポー。「みんなが苦手というので、そうじゃないところを見せたい」と言いながらも、「これでイマイチ(の試合)なら、苦手と認めてます」と冗談っぽく続けた。

 前回の反省からガードを意識的に練習。「ただ、スタイルを変えるつもりはない」と言い切る。有力なサウスポーがひしめく階級。敗戦を良薬にして、不屈の寿以輝が立ち上がる。

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