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矢吹正道「自分の形にハメる」29日に名古屋で同時世界2階級制覇へ挑戦

[ 2025年3月24日 17:47 ]

公開練習でミット打ちを披露した矢吹正道(右)
Photo By スポニチ

 プロボクシングIBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道(32=LUSH緑、17勝16KO4敗)が24日、名古屋市緑区の所属ジムで練習を公開した。29日に愛知県国際展示場でIBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(24=18戦全勝8KO)に挑み、ライトフライ級王座を保持したまま「同時世界2階級制覇」を目指す。

 縄跳び、シャドーボクシング、ミット打ちにサンドバッグを披露した。「体脂肪率5%」と本人が言う通り、脂肪をそぎ落とした筋肉質の体つきだ。「フライ級なら(リミット50・8キロまで)絶対に落とせる自信はある」。ライトフライ級では減量に苦しんだ。世界王座返り咲きを果たした昨年10月のシベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)との一戦は減量終盤に浴槽から立ち上がれなかったという。「水圧で立てなくて。お湯を抜いて湯船から転がるように出た。(体重計に乗ると)少し落とし過ぎだった。脱衣所で10分ぐらい転がって水分を摂った」と振り返る。

 この日、練習中のジムは暖房を使わない適温で、少し水分補給しながら体を動かすなど“余裕”をうかがわせた。矢吹は「調整は順調。アヤラ選手は好戦的に来るので。接近戦でも中間距離でも戦えるように準備した。スパーリングの回数を重ねるごとに良くなった」と仕上がりに自信をみせた。「(試合では)自分の形にハメる。チャンスがあればKOを狙う」と倒すことを宣言した。ミットを持ち、当日はセコンドを務めるタキザワジムの滝沢卓会長は「調子はもの凄くいい。希望は1ラウンドKOで(笑い)。でも客観的に見ても8ラウンドKO勝ちと予想してます」と状態に太鼓判を押した。

 試合のもようはABEMAで独占無料ライブ配信される。

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