アマ12冠・荒本一成 韓国ミドル級王者からダウン奪い判定勝ち 結果には不満も「8R戦えたことは収穫」
プロボクシング74・0キロ級8回戦 荒本一成(帝拳)<○判定●>ベク・ハソ(モンゴル) ( 2025年3月1日 東京・後楽園ホール )

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高校8冠を含むアマチュア12冠の荒本一成(25=帝拳)がプロ2戦目に判定勝ち(77―74×3)。8回戦デビュー戦で競り勝ち、デビュー2連勝とした。
プロ2勝目にも笑顔はなかった。「相手のペースに乗ってしまった」と唇を噛んだ荒本。韓国ミドル級王者に序盤からプレッシャーをかけ左ジャブを軸に応戦したが、手数でやや劣勢となり守勢に回るラウンドも目立った。
7回には「無心で出た」カウンターの左フックでダウンを奪った。「一応倒せたのは収穫」と口にしながら、最終8回はダウン寸前まで追い詰められ「パンチが硬くて不気味な雰囲気があった。変に調子乗ったらいかれる感じがした」と悔しさをにじませた。この日はジムの大先輩で元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太氏がリングサイドから助言を送ったが「指示は聞こえたが、(期待に)応えることはできなかった」と反省した。
昨年7月にプロデビュー。スーパーミドル級8回戦でモンゴル人選手に6回TKO勝ちした一方で「パンチを当てられてすぐに打ち返さないとポイントを取られてしまう」と話すアマ時代の癖が出て、初回から打ち合った展開を猛省。「落ち着いてやることを心がけた」プロ2戦目は心の底から喜べる勝利ではなかったが「8ラウンド戦ったことで経験を積めた。1ラウンドで倒していたら見つからなかった新たな課題が見つかった」と視線を上げた。
東洋太平洋ミドル級8位の相手からの勝利で今後のランキング入りは確実。「今は地域タイトル挑戦とかは言えない。とりあえず(ランキング)上位にいけるように頑張りたい」と連勝にも浮かれた様子はなかった。
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