賞金トーナメント中止危機で宙に浮いた国本陸VS竹迫司登 12・15大阪でWBOAP王座戦として開催

Photo By スポニチ
プロボクシング興行「U―NEXT BOXING」が12月15日に大阪市住吉区の住吉スポーツセンターで開催される。10月29に大阪市内で開催概要が発表された。メインイベントはIBF世界バンタム級タイトルマッチで王者の西田凌佑(28=六島、9戦全勝1KO)が初防衛戦に臨み、同級14位アンチャイ・ドンスア(28=タイ、16戦全勝7KO)の挑戦を受ける。試合の模様はU―NEXTで独占ライブ配信される。
メイン以外にも注目カードが組まれた。西田と同僚の日本&WBOアジアパシフィック(AP)ミドル級王者・国本陸(27=六島、12勝6KO1敗)がWBOAP王座2度目の防衛戦で同級12位の竹迫司登(33=ワールドスポーツ、17勝15KO2敗1分け)と対戦する。
英興行大手マッチルーム、NSN、楽天チケットによるプロボクシングのミドル級8人制トーナメント「PRIZE FIGHTER(プライズファイター)」で本来は対戦するはずだった。しかし同大会は中止の危機に陥っており、改めてWBOAP王座のタイトルマッチとして対戦が実現した。
高額賞金を得られない。それでも国本のモチベーションは高い。21年5月のプロ5戦目、日本ミドル級タイトルマッチで王者の竹迫に初回KO負け、初黒星をつけられた。「トーナメント中止でどうなるかと思っていた。試合を組んでもらって感謝しています。3年前はすぐに負けた。この3年間はリベンジしたいという気持ちでやってきた。なんで倒されたのか(パンチを)効かされたのか、考えながらやってきた。今は試合でもアツくならず冷静にやれる。自信はあります」と意気込んだ。
元東洋&日本王者の竹迫は「トーナメントがなくて残念。でも試合が決まって、うれしい。感謝しています。国本選手は(3年前よりも)実力を上げてきてと思う。自分も抜かりなく準備を進めている」と語った。23年5月にWBOインターナショナル・ミドル級タイトルマッチで王者メイリム・ヌルスルタノフ(カザフスタン)に8回TKO負けを喫し「ディフェンスにフォーカスした時期もあった」。そこから原点回帰。「自分の強みは何なのかを考えて取り組みを変え、フィジカルにも手を入れてきた。攻撃が安定し、パワーアップした」と、こちらも前回対戦からの変化に手応えをつかんでいる。「世界へ進むためにも全力で倒しにいく」と再戦もKOで終わらせることを宣言した。
2024年10月29日のニュース
-
【RIZIN】3年7月ぶりに参戦する山本 「KOで倒したい」
[ 2024年10月29日 20:59 ] 格闘技
-
【RIZIN】芦沢 ベテラン昇侍戦へ余裕の“絶口調” 「勝ってアメ車買う」
[ 2024年10月29日 20:32 ] 格闘技
-
IWGP女子選手権 挑戦者・渡辺「10年の全てを懸けて戦う」 岩谷「防衛して岩谷の年にしたい」
[ 2024年10月29日 20:13 ] 格闘技
-
新日本初の男女によるタイトル戦 O―カーン「男のは勝てない」鈴季「ベルトを奪い恥かかせる」
[ 2024年10月29日 20:11 ] 格闘技
-
亀田大毅氏が12・24の井上尚弥VSグッドマン戦を展望「井上選手はフラストレーションをためる展開…」
[ 2024年10月29日 17:40 ] 格闘技
-
元世界王者の谷口将隆は東洋ライトフライ級王者タノンサックに挑戦「勝った方が世界へ。まず勝ちたい」
[ 2024年10月29日 17:39 ] 格闘技
-
賞金トーナメント中止危機で宙に浮いた国本陸VS竹迫司登 12・15大阪でWBOAP王座戦として開催
[ 2024年10月29日 17:26 ] 格闘技
-
“神の左”継承者 日本王者・増田陸 V1戦へ「真価が問われる」 来年は世界王者・堤聖也への雪辱期す
[ 2024年10月29日 16:43 ] 格闘技
-
“ボクシング界の鬼才”六島ジムの枝川孝会長「天津飯を食べてます」 那須川天心の挑戦に前向き
[ 2024年10月29日 16:16 ] 格闘技
-
IBF世界バンタム級王者の西田凌佑が12・15大阪で初防衛戦「もらわず倒す」統一戦へアピール誓う
[ 2024年10月29日 14:38 ] 格闘技