那須川天心 4戦目は初の10回戦で世界ランカー対決「タイトル戦が近づいてきてるのかな」

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キックボクシングの“神童”で昨年4月のプロボクシングデビューから3連勝中のWBA世界バンタム級7位・那須川天心(25=帝拳)が31日、都内で会見し、7月20日に両国国技館でボクシング転向4戦目を行うことを発表した。試合はトリプル世界戦興行の一環として開催される。
那須川は今年1月のボクシング3戦目以来、約6カ月ぶりのリング。自身初の10回戦となるバンタム級ノンタイトル戦で、17勝(7KO)2敗1分けのWBA同級4位ジョナサン・ロドリゲス(25=米国)と対戦する。ロドリゲスは昨年11月に元WBA世界スーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(34=英国)に1回KO勝ちでWBAインターコンチネンタル・バンタム級王者となったくせ者。初の10回戦について「結構早いなというのはある」と感想を述べ、「前回の試合の評価、練習での成長を見て、早くタイトルマッチをやらせてもらえるように近づいてきてるのかな」と闘志を燃やした。「ベルトを懸けてもらいたかったが、10回戦を経験するのは大事。相手も強いし、自分の意思がちゃんと表示される試合になるのかな」と分析し、「前回がTKOだったのでKOで。KOはしっかり狙いにいって、力まず自分のスタイルやっていこうかなと思う」と抱負を述べた。
那須川は昨年4月のデビュー戦で与那覇勇気(真正)に判定勝ちし、今年1月には初の世界ランカー、ルイス・ロブレス(メキシコ)を相手に3回終了TKO勝ち。プロ初のKO勝利を挙げ、バンタム級でWBA7位、WBO11位、WBC13位にランクインしている。地域タイトルでもWBOアジア・パシフィックでバンタム級1位、東洋太平洋で同級4位に位置する。
今月6日、東京ドームで行われた34年ぶりのボクシング興行は現地で生観戦。同日には同じキックボクシング出身の武居由樹(27=大橋)が判定勝ちでWBO世界バンタム級新王者に輝いた。次々戦では武居に続き、世界挑戦の期待も高まる。
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