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スコーピオン金太郎 “毒の一撃”3回逆転KOでMVP

[ 2022年11月4日 05:00 ]

プロボクシング東日本新人王決勝 ( 2022年11月3日    後楽園ホール )

優勝し記念撮影に納まる(前列左から)ミニマム級・石井、ライトフライ級・服部、フライ級・長谷川、Sフライ級・五十嵐、バンタム級・熊谷、Sバンタム級・星野、(後列同)フェザー級・広瀬、Sフェザー級・岩本、ライト級・川口、Sライト級・スコーピオン金太郎、ウエルター級・松野、ミドル級・時吉(撮影・光山 貴大)
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 11階級が行われ、3回逆転KO勝ちでスーパーライト級を制したスコーピオン金太郎(三谷大和スポーツ)が最優秀選手に選ばれた。技能賞はスーパーフライ級の五十嵐春輝(湘南龍拳)、敢闘賞はウエルター級の松野晃汰(神奈川渥美)。不戦勝だったフライ級の長谷川優太(熊谷コサカ)を含む12人は東軍代表として12月の全日本新人王決定戦に出場する。

 2度目の新人王挑戦でMVPのスコーピオン金太郎は「獲れるとは思わなかった」とホッとした様子だった。17歳・石井の左フックで1回にダウンも、2回には左ストレートで逆にダウンを奪取。リングネームの由来となった“毒の一撃”で形勢を逆転し、最後はカウンターの右フックで仕留めた。リングネームをつけた元東洋太平洋スーパーフェザー級王者・三谷大和会長とダウンした場合の対応を練習してきたと明かし「焦りは全くなかった」と胸を張った。

 ≪磯谷4回TKO負け…祖父・輪島氏に続けず≫4戦全KO勝ちで決勝に進んだウエルター級の磯谷は4回TKO負け。元世界スーパーウエルター級王者の祖父・輪島功一氏に続く新人王を逃した。

 自身と同じ長身の松野に2、3回とジャブを浴び続け「倒しにいかないといけない」と打ち合い、元国体王者の右フックに沈んだ。プロ初黒星に「なるイメージは変わってしまったけど、チャンピオンを目指します」とはい上がることを誓った。

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