【スポニチ・ボート・クラブ ボート記者コラム金田拓朗】2節連続で初V誕生の蒲郡

[ 2024年7月16日 04:30 ]

 私、金田拓朗は、まるがめ担当を終えて、今節から蒲郡担当となりました。

偶然にも蒲郡はきょう初日の今節からモーター&ボートを一新。筆者は古いままですが、これからよろしくお願い致します。

 引き継ぎ作業も兼ねて先月末・今月初めの蒲郡を取材して、2節連続でデビュー初優勝を目撃した。最初はきのうまで住之江を走っていた藤原仙二(滋賀)だった。枠なり進入を解禁してわずか3節目。3日目がイン戦初勝利で準優が同2勝目。優勝戦で3勝目を挙げて、デビュー2年2カ月での初V達成となった。

 130期生最初のV達成者で十分早いが、実は131期の石本裕武、132期の水谷理人ら後輩がすでに初優勝を達成済み。優出時に「同期で最初のVは意識しないけど、後輩が優勝していて正直焦りはある」と話していた。

師匠の丸野一樹からは枠なり進入解禁の承諾を得ていたが、思うところがあってダッシュ戦の腕を磨き続けた。なので外から攻めるスタート、スピードは折り紙つき。スロー戦の安定感が加わればA1昇格は早いとみる。

 その次のスポニチ杯を制したのは田中宏樹(福岡)だ。予選はチルト0・5度から3度を使い分けての戦い。6号艇の3日目をチルト3で2着。4、5号艇の予選最終日はチルト1で連勝。大逆転で予選トップ通過を決めた。

準優からチルトを0度に下げてバランス型へシフト。準優は仕掛け遅れ、優勝戦はピット離れで遅れてドキッとしたが、抜群のパワーで逃げ切った。「今後もチルトを使い分けて戦う。特殊なセッティングだけど、これで行こうと決めた。高配当を出せる選手を目指すので穴で買ってほしい」と意気込みを語る。

 116期の卒業記念競走を5コース捲りで制しており、師匠の篠崎仁志もスタート力の高さを認める。現在は尼崎の名物レース「まくってちょ~うだい!!」(18日まで)に参戦中。初Vで自信をつけて臨んでいる一戦だけに、穴党は絶対にチェックしておきたい。

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