【松戸競輪 G2サマーナイトフェスティバル】真杉匠が匠の技で優勝 “夜ビッグ”3連覇だ

[ 2024年7月16日 04:30 ]

サマーナイトフェスティバルを初優勝した真杉匠
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 G2「第20回サマーナイトフェスティバル」の決勝戦は15日、松戸競輪場で行われ、真杉匠(25=栃木・113期)が優勝。賞金1570万円を獲得した。真杉のG2優勝は初。

強力近畿勢振り切った真杉、まさにう“ますぎ”!匠の技がキラリと輝いた。

真杉が昨年8月の西武園オールスター、同11月の小倉競輪祭に続く“ナイタービッグ3連覇”を成し遂げた。「夜王」の称号を誰にも渡さない25歳は「今回は最近になく自転車が進んでいい感じだった。不安なく楽しんで走れた」。少年のような、あどけない笑みを浮かべて勝利の余韻に浸った。
 
前受けした近畿勢が南関勢を突っ張りハイスピードバトルのゴングが鳴った。強引に前へ出た北井後位に脇本―古性がハマる流れ。残り1周で真杉は立ち遅れた郡司をどかして4番手を確保すると、番手捲りの脇本の上を捲りでねじ伏せに出た。

3コーナーで古性の強烈なブロックを浴びて一瞬、スピードが鈍ったが再加速。ゴール線を真っ先に駆け抜けた。「脇本さんがずっと凄いカカリだった。古性さんのブロックも結構いい感じだったので、だいぶ止まったが、どうにか(コーナーの)下りを使って行けた」と振り返り、汗をぬぐった。

年頭は練習中のケガで出遅れただけに「(後半戦は)いいスタートが切れた。(賞金加算で)少しは楽になったかな」。関東のニューエースは勝負の後半戦をにらんだ。

 ◇真杉 匠(ますぎ・たくみ)1999年(平11)2月1日生まれ、宇都宮市出身の25歳。作新学院高卒。通算成績は515戦201勝。通算取得賞金は3億3775万円。主な優勝は第66回オールスター競輪(23年)、第65回競輪祭(23年)、第20回サマーナイトフェスティバル(24年)。1メートル75、76キロ。血液型A。

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