【津ボート G2全国ボートレース甲子園】毒島誠が3年ぶり2度目の“全国制覇”を果たす

[ 2024年7月16日 04:30 ]

津ボートの全国ボートレース甲子園を制しガッツポーズの毒島誠
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 ボートレース津のG2「第6回全国ボートレース甲子園」は最終日の15日、12Rで“決勝”(優勝戦)が行われ、毒島誠(40=群馬)がインから完璧に逃げて快勝した。

毒島は3年前のまるがめ大会に続く2度目の“全国制覇”。再び深紅の大優勝旗を手にした。

 強烈に水面を叩きつけた雨も優勝戦前には去っていた。決勝の舞台は阪神園芸さんが整備したかのようなベタ水面。これではエラーもなく、紛れはない。

節イチの足を誇る毒島がインから先に回った瞬間に、2度目の甲子園Vは決まった。

 「グレードの特別なレースで久々の優勝戦1枠だったので、朝から緊張してましたね。優勝できてホッとしたというのが本音です。足は日に日に良くなっていたし、準優、優勝と出足寄りにいい感じに仕上がってました。スタートはドキドキしながらで少し様子を見たけど、質のいいのが行けたし、1マークも冷静に回れました」と毒島は語った。

 3年前のまるがめ大会はスーパーエース64号機で圧倒的V。「節イチどころか日本一。怪物エンジンです。最高のバッテリーを組ませてもらいました」と話していたが、今節の19号機とも配球のコンビネーションは抜群だった。

「まるがめは怪物でしたけど、今節も優秀な相棒でしたよ。いいバッテリーを組めたと思います」と抜群のレース足で見事なオール2連対“完封勝利”を飾ってみせた。
 春の甲子園センバツ大会では群馬県代表の高崎健康福祉大高崎高校が優勝した。夏の大会を前にして、群馬勢が早くも“春夏連覇”を達成?

「高校球児の皆さんがボートレースを見てるかどうか分からないけど、これで群馬が盛り上がってくれたらいいですね。おじさんは頑張りましたよ」と笑う。

直前の尼崎グラチャンでも土屋智則がVと群馬勢の勢いは止まらない。「下からの突き上げも凄いし、負けてられないですね。いいムードだと思います」。現時点で賞金ランクはトップ。

「グランプリへ向けてしっかり準備を整えていきたい」。その前に次節のSG「オーシャンカップ」(大村)でホームランを狙う。夏男・毒島の快進撃に期待だ。


 ◇毒島 誠(ぶすじま・まこと)1984年(昭59)1月8日生まれ、群馬県出身の40歳。92期生として03年5月、桐生でデビュー。13年まるがめメモリアルでSG初優勝。通算優勝79回(SG8回、G1は16回)。甲子園は2度目のV。同期は安達裕樹、松村敏、大峯豊ら。1メートル62、52キロ。血液型B。

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