伊藤叡王 王手なるか 名古屋で斎藤八段と第3局検分 3位ドラゴンズの勢いを背に?

[ 2025年5月3日 19:08 ]

斎藤慎太郎八段(左)を挑戦者に迎える叡王戦第3局の検分を行う伊藤匠叡王(日本将棋連盟提供)
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 将棋の伊藤匠叡王(22)に斎藤慎太郎八段(32)が挑む第10期叡王戦5番勝負は3日、1勝1敗で迎える第3局の対局場検分を名古屋市の料亭「か茂免」で行った。伊藤の先手で指される第3局を制した棋士が、先に王手をかける重要対局。伊藤は前期も1勝1敗で迎えた第3局を勝利し、歴代5位、28期を誇る藤井聡太王将(22)=7冠=から唯一のタイトル戦勝利を3勝2敗のフルセットで実現した。当時の会場は名古屋東急ホテルだったが、同じ名古屋開催という共通点もあった。

 石川県加賀市で勝利した第2局の終局後、伊藤は「ひとまずタイに戻せてよかった。第3局もしっかり準備して臨みたい」と意気込んだ。ファンを公言するプロ野球・中日が3年連続最下位から今季は3位をキープ。5番勝負開幕前、「“(前期開幕前)今年は行けそう”と話して結果は一緒だったので」と言葉を飲み込んだが、気分の悪いはずはない。

 一方、斎藤は第2局の終局後「本局(第2局)はずっと苦しい場面が多かった。改善できればと思う」と出直しを誓った。最近7連勝中だった先手番を第2局で落としただけに正念場となる。対局は4日午前10時に始まる。

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