「愛乙女☆DOLLはいつも私の背中を押してくれる存在でした」――ラストステージに臨む三戸りりかの「Progress」

[ 2025年4月19日 17:00 ]

【画像・写真1枚目】「らぶどる」で過ごした、誰よりもがむしゃらな日々――愛乙女☆DOLL(チームL)三戸りりか 最初で最後のシングルに刻んだ誇り(撮影・如月優衣)
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 5人組女性アイドルグループ「愛乙女☆DOLL」(チームL)の三戸りりかが、5月10日にZepp Shinjukuで開催される2ndワンマンライブをもって卒業する。グループ再始動の中心として走り続けた2年間。旅立ちを目前に控えた今、何を思い、何を見ているのか。その胸の内に迫った。(「推し面」取材班) 【動画】愛乙女☆DOLL(チームL)の初シングル曲「wanna Believe」MV

 「私はずっと、“トロッコに乗って客席を一周できるくらいの大きな会場を満員にしたい”って思っていました。今回卒業を決めたのは、理想のアイドル像を追いかける中で、自分のやりたいことがはっきり見えたからです」

 夢は、ずっと語り続けてきたものだった。その言葉を知るファンも仲間も背中をそっと押してくれた。

 2023年3月、旧体制の全メンバーが卒業し、チームLとして“ゼロ”からの再スタートを切った。三戸は、そこに立ち上げメンバーとして加わった。

2010年から続く歴史あるグループだけに比較されるのは当たり前だった。バトンを受け取ってから目標のステージに出られず悔しい思いをしたのは一度や二度ではない。

 それでも、心が折れそうなとき、くじけそうなときに、いつもそばにいてくれたのは「らぶどる」の楽曲だった。「愛乙女☆DOLLは、いつも私の背中を押してくれる存在でした」

 もともと自信のない性格で、アイドルになったばかりの頃は、不安やネガティブな感情に押しつぶされそうになることばかりだった。 「でも、ファンのみなさん一人ひとりがまっすぐに応援してくれて、私もその気持ちに全力で応えてきた自信があります」。積み上げてきた日々が三戸を変え、いつしか「太陽のような存在」と評されるほどの明るさでグループを照らす役回りとなった。

 卒業後の進路はまだ決まっていない。けれど、歩みたい未来がある。 「形はまだ定まっていませんが、アイドルは続けたいと思っています。いつか、大きなステージに立てるアイドルになりたい――その気持ちは、これからも絶対に変わりません。これからも皆さんと一緒に見たい景色がたくさんあります。だから、ついてきてくれたら、すごく嬉しいです」

 迷いも、弱さも、全部を抱きしめて、前を向く。その姿勢を体現するのが来月10日にZepp Shinjukuで行うラストステージ。ライブ名は「Progress」で「これからの私たちに期待していただけるような、前向きでキラキラしたライブにしたいと思います」と誓った。

 インタビュー終了後の撮影タイム。三戸は笑みを浮かべ、「最近買ったんです」と持参したカメラを手に取った。卒業まで1か月弱。残り少ない時間をかみしめるように、仲間との思い出を一枚一枚に刻み込んでいた。

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