「七転び八起き」の2年間――愛乙女☆DOLL(チームL)如月優衣 新曲に重ねた再生物語

[ 2025年4月15日 11:00 ]

【画像・写真1枚目】「七転び八起き」の2年間――愛乙女☆DOLL(チームL)如月優衣 新曲に重ねた再生物語(撮影・星野千那)
Photo By スポニチ

 5人組女性アイドルグループ「愛乙女☆DOLL」(チームL)の如月優衣にとって、念願のシングルCD「wanna Believe」が15日、発売された。歴史あるグループの再生に"初期メンバー"として関わり2年。立ち上げから歩み続けた彼女が、5月10日、Zepp Shinjukuでのワンマンライブを前にソロインタビューに応じ、楽曲に込めた想いや、これまでの葛藤と成長を語った。(「推し面」取材班) 【動画】愛乙女☆DOLL(チームL)の初シングル曲「wanna Believe」MV

 「チームLができた時からCDを出したいという目標があったので、それがようやく実現して、頑張ってきてよかったと思います」。言葉の端々からは、2年間積み重ねた努力と誇りがにじむ。

 「らぶどる」の愛称で知られる「愛乙女☆DOLL」は2010年に結成され、23年3月に当時の在籍メンバーが全員卒業。同年6月、如月は新たに発足した「チームL」の一員として、一からグループを築いてきた。喜びだけでは語れない、理想と現実のギャップ、時に感じた孤独感…。今もなお葛藤を抱く日もありながら、立ち止まらずに進み続けた歩みは「wanna Believe」のメッセージに重なる。

 特に共感できる歌詞が「理想 現状 感情 揺れ動く」 「希望 絶望 孤独 渦巻くよ」」という2つのフレーズで「自分のことだなって…」と柔らかな笑みを浮かべた。「加入前から大ファンで、客席から見ていてあの頃のメンバーのように私にもできるんだって、すごく憧れを抱いてました。けど、メンバーが全員変わったという現実が目の前にあって。うまくいかなくて、私が応援していた愛乙女☆DOLLとは別物なんだって孤独を抱えたこともありました。でも仲間が増えて、希望が見えてきた。この歌詞の通りの2年間でした」。初期メンバーゆえの苦悩がその言葉からリアルに伝わってくる。

 振り返れば、初のワンマンライブや、初期メンバーの卒業といった節目があった。「もちろん今も葛藤がないとは言えません。でも、2年前と比べたら全然違う。ちゃんと道が見えて、前に走り続けてる実感があります」

 如月が語るチームLの2年間を象徴する言葉は「七転び八起き」。多くの試練や壁に直面しながらも、そのたびに立ち上がり、歩みを止めずに前を向いてきた。そんな姿が、今のチームLの姿に繋がっている。「向上心の高いメンバーしかいないので、いっぱいつまづいて何度も反省しながら、その度にしっかり上を向いて進んでこれました」。その強さと絆こそが、チームLらしさの真髄。5月10日の2ndワンマンはチームLの現在地を証明する舞台になる。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

2025年4月15日のニュース