大人気声優 「一番大変だった」 名作ハリウッド映画の吹き替えでまさかの骨折り損

[ 2024年12月5日 17:14 ]

声優の森川智之
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 声優の森川智之(57)が4日放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。洋画の吹き替えで大変なことについて語った。

 人気ハリウッド俳優を多く担当している森川。ハリウッドの名俳優であるトム・クルーズの吹き替えを専属で務めており、代表作には「ミッション:インポッシブル」などが挙げられる。

 洋画の吹き替えでは、「セリフラインとかの音声が来るんです。音楽とかSEとか」と話し、制作側から映画の音源が送られてくると説明。その音源通りに声を当てて完成だと言うが、アクションシーンでは俳優のセリフの他にも、息づかいや攻撃時のアドリブなどが要求されることもあるとして「それの見極めが結構大変」と語った。

 「『ミッション:インポッシブル』とか『トップガン』とかもそうだけど、トムとか結構アクションあるんだけど…“入れてください”と。映像がハアハア言ってるのに無音になっちゃうんで」と収録の段階でそのような要求をする現場もあるのだと明かした。

 他にも印象に残っている作品があると言い「一番大変だったのが」と切り出して「キアヌ・リーブスの『ジョン・ウィック』」と告白。「大変なのが、ああいう大作になると、世界同時公開みたいになる。ハリウッドでも間に合うように作ってる。ただ、各国語版作っている側はそれ(本国版の完成)を待ってなくちゃいけないから、ほとんど時間ないんです。結構バタバタするんです」と説明した。

 「アクションシーンとかも“これ、もしかしたらSEラインにキアヌの息が入ってない可能性もあるんで、全部アクションシーン入れてください”って」と言われた事があると言い、念のため全てのアクションシーンの細かい部分まで声を当てたと回顧。しかし「ふたを開けて公開したら全部SEに入ってた」と話し、骨折り損だったこともあると振り返った。

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