清原博弁護士 水原一平被告の賠償金支払い額について解説 自己破産しても「免責されない」

[ 2024年6月5日 15:50 ]

清原博弁護士
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 国際弁護士の清原博氏5日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳で銀行詐欺の罪で起訴され、有罪を認めた水原一平被告(39)に科される損害賠償について解説した。

 水原被告は4日(日本時間5日)、米カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷し、有罪答弁を行った。5月14日の罪状認否では手続き上の理由から形式的に無罪を主張していたが、この日は銀行詐欺、虚偽の納税申告の罪をすべて認めた。有罪答弁を受け、判決の言い渡し期日が10月25日(同26日)に決まった。

 水原被告は違法スポーツ賭博の借金返済のため、大谷の銀行口座から約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んで不正送金した罪に問われた。フリーアナウンサー高橋真麻から「賠償はいくら払うことになるんですか?」と問われると、清原氏は「満額です。満額を払えと裁判所は命じます」と即答した。

 水原被告は量刑が確定した後、収監され、服役後は日本に強制送還される見通し。在留資格も取り消しになるとみられる。気になるのは、強制送還後の賠償金支払いだが、清原氏は「こういった犯罪を犯した賠償金というのは、日本でも自己破産した場合は免責されない。同じです」と、支払いが完了するまでその義務は付いて回ると説明した。

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