岸井ゆきの 男女逆転「大奥2」共演陣とのオフショット公開 「和宮という役に出会えて…」感慨

[ 2023年12月14日 21:28 ]

岸井ゆきのインスタグラム(@yukino_kishii)から

 女優の岸井ゆきの(31)が14日、自身のインスタグラムを更新。“男女逆転の大奥”を描き、12日に最終回を迎えたNHKドラマ10「大奥 Season2」のオフショットを公開した。

 岸井は、14代の女将軍・家茂に朝廷から降嫁する和宮役を演じた。正体は帝の妹宮で、公武合体政策のための降嫁を拒否した孝明天皇の弟になりすまし、身代わりとして母・観行院と共に京から大奥入りするという設定。男装する宮家の姫という難役を見事に演じ切った。投稿では「大奥最終回、有難うございました!!和宮という役に出会えて、暗がりを照らす光は確かにあたたかく、それを受け取るのにも勇気も必要だということ、そして受け取った光はまた誰かを何かを照らすことができるのだとあらためて感じました!」としみじみ。

 天璋院/胤篤役・福士蒼汰、瀧山役・古川雄大、土御門役・山村紅葉、能登役・中村アンらとのオフショットをアップした。

 「和宮を光だと言った家茂のこと、生まれたときから見守り続けていてくれた土御門のこと、真実を伝えてくれた能登、わるいおたあさんでごめんなぁのおたあさん、同じ悲しみを持つ天璋院、大奥に全てを捧げようとした瀧山~~言い出したらきりがないですね」と和宮にまつわる人々を回想。

 「そして和宮にはかかせない京言葉をずっとそばにいて教えてくださった絵島役であり京ことば指導の三谷さん、ほんとうに有難うございました!」と絵島役を演じた俳優の三谷昌登に感謝し、「江戸弁の勝さんも最終的に話のわかる漢、西郷どんもかっこよかったですまたNHKプラスなどでみてくださいー!」と結んだ。

 最終回(第21話、Season1から通算)は15分拡大版で放送され、完結した。オンエア終了後、SNS上は放送終了を惜しむ声や感謝の声が続出。「大奥ロス」が広がった。

 <※以下、ネタバレ有>

 原作は漫画家・よしながふみ氏の同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを紡ぎ、センセーションを巻き起こした。

 過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は幕末・大政奉還まで初めて映像化。2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」も手掛ける森下佳子氏が、今年1~3月の「Season1」(全10話)に続いて脚本を担当。8代・吉宗の遺志を継ぐ若き蘭方医たちが謎の疫病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」撲滅の道を切り拓く姿、開国・攘夷・大政奉還・江戸城無血開城という激動の時代を描いた。大筋は原作通りのストーリー展開だが、ドラマは「医療編」「幕末編」と銘打った。

 最終回は、国の行く末のため、自らの身も省みず心血を注いだ14代将軍・徳川家茂(志田彩良)が志半ばで天に召される。己の信念で私利私欲に動く徳川慶喜(大東駿介)の振る舞いが新たな争いの火種を生んでしまう。家茂の身を案じ“秘策”により家茂を江戸に戻そうとしていた和宮(岸井ゆきの)の願いは届かず。暗い空気が流れる。一方、瀧山(古川雄大)や天璋院(福士蒼汰)は時代の移り変わりとともに、かつてないほどの変化を強いられる。代々受け継がれてきた大奥はやがて…という展開だった。

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