【F1】角田裕毅13位 終盤のSCで入賞逃す「カナダでは改善できるアイデアはある」巻き返し期待

[ 2025年6月2日 07:29 ]

F1第9戦スペインGP 決勝 ( 2025年6月1日    バルセロナ カタルーニャ・サーキット=1周4.657キロ×66周 )

(右から)レッドブルの角田裕毅、メルセデスのラッセル、ウィリアムズのアルボン(AP)
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 予選最下位でピットからスタートしたレッドブルの角田裕毅は13位にとどまった。2戦続けて入賞を逃し、日本人単独最多記録となるF1決勝出走96戦目を飾れなかった。

 各車がハードタイヤでスタートした中、唯一ミディアムで走り始め、ソフト3セットを使う早めの3ストップ作戦を実施。一時は12番手を走行する場面もあったが、終盤にセーフティーカー(SC)が出て他のマシンもタイヤを替え、入賞の機会は失われた。

 角田も「セーフティカーが出るまではポイント獲得の可能性があった」と語り、「今週末は望んでいた結果ではなかったが、仕方ない。今日のペースはまずまずだった。ピットスタートではばん回するために何か違うことをやらなければならなかった」と振り返った。スペインGPを通じてグリップに苦しんでおり、「セットアップはいろいろ試したけど結局は効果がなかった」と明かすとともに「カナダでは改善できるアイデアはある。週末を通して安定したパフォーマンスをキープすることを目指します」と次戦カナダGP(13日)へ目標を切り替えた。

 レースは総合首位に立つマクラーレンのオスカー・ピアストリ(オーストラリア)が1時間32分57秒375のポール・ツー・ウインで3戦ぶり今季5勝目、通算7勝目。2番手から出た同僚のランド・ノリス(英国)が2位で、マクラーレン勢がワンツーフィニッシュを飾った。角田の同僚マックス・フェルスタッペン(オランダ)は終盤にメルセデスのジョージ・ラッセル(英国)の進路を妨害して接触し、10秒のタイムペナルティーを受けて10位に沈んだ。

 ▽決勝順位
(1)ピアストリ(マクラーレン)
(2)ノリス(マクラーレン)
(3)ルクレール(フェラーリ)
(4)ラッセル(メルセデス)
(5)ヒュルケンベルク(キックザウバー)
(6)ハミルトン(フェラーリ)
(7)ハジャー(レーシングブルズ)
(8)ガスリー(アルピーヌ)
(9)アロンソ(アストンマーチン)
(10)フェルスタッペン(レッドブル)
(11)ローソン(レーシングブルズ)
(12)ボルトレート(キックザウバー)
(13)角田裕毅(レッドブル)
(14)サインツ(ウィリアムズ)
(15)コラピント(アルピーヌ)
(16)オコン(ハース)
(17)ベアマン(ハース)
リタイア アントネッリ(メルセデス)
リタイア アルボン(ウィリアムズ)
※ストロール(アストンマーチン)は欠場

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