【F1】予選最下位の角田裕毅「かなり厳しい状況」決勝へ手応えつかめず「少し期待が薄れている」

[ 2025年6月1日 07:30 ]

F1第9戦スペインGP 予選 ( 2025年5月31日    バルセロナ カタルーニャ・サーキット=1周4.657キロ )

予選最下位に終わったレッドブルの角田裕毅(AP)
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 レッドブルの角田裕毅は20番手のタイムで予選1回目(Q1)敗退となった。最初のタイムアタック後、マシンのフロアのチェックを要求してピットへ。制限時間ぎりぎりでアタックに入ったものの、1分13秒385でまさかの最下位に沈んだ。Q1敗退はクラッシュした第7戦エミリアロマーニャGP以来今季2度目。予選14番手だったアストンマーチンのランス・ストロール(カナダ)が手首の痛みによる欠場を発表したため、1日の決勝は19番手スタートとなる。

 F1公式サイトは角田の「かなり厳しい状況です」とのコメントを伝えた。30日のフリー走行1回目からマシンのグリップが効かず「問題解決に全力を尽くしたけど、完全に解決はできなかった。セットアップ変更について何をしても常に問題がある感じで、全体的な改善につながっていない」という。「正直、ラップ自体は悪くなかっただけに残念。(タイムアタックの)2周とも特にミスはなかった」と話しており、不振は深刻だ。

 フリー走行2回目でのロングランもペースが上がらなかっただけに、決勝での巻き返しにも手応えはつかめていない様子。「とにかく良い感触じゃない。今のところ、マシンがタイヤをかなり消耗しているように感じる。ラップごとに何をやってもデグラデーションが進んでいる」と説明し、「とにかくセットアップ変更が前進につながれば。もっと良くなることを期待しているけど、現実的には少し期待が薄れている」と話した。

 ▽予選順位
(1)ピアストリ(マクラーレン)
(2)ノリス(マクラーレン)
(3)フェルスタッペン(レッドブル)
(4)ラッセル(メルセデス)
(5)ハミルトン(フェラーリ)
(6)アントネッリ(メルセデス)
(7)ルクレール(フェラーリ)
(8)ガスリー(アルピーヌ)
(9)ハジャー(レーシングブルズ)
(10)アロンソ(アストンマーチン)
<以下Q2敗退>
(11)アルボン(ウィリアムズ)
(12)ボルトレート(キックザウバー)
(13)ローソン(レーシングブルズ)
(14)ストロール(アストンマーチン)
(15)ベアマン(ハース)
<以下Q1敗退>
(16)ヒュルケンベルク(キックザウバー)
(17)オコン(ハース)
(18)サインツ(ウィリアムズ)
(19)コラピント(アルピーヌ)
(20)角田裕毅(レッドブル)

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