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新型BMW「7シリーズ」は17.9インチ巨大ディスプレイ&新ヘッドアップディスプレイ「パノラミックビジョン」搭載か!?

[ 2025年6月2日 15:00 ]

BMW 7シリーズ ICE 改良新型 プロトタイプ スパイショット

G70型では、その巨体なグリルと、スプリットヘッドライトにより、BMWファンの間では、今やお約束の論争を引き起こした。LCI(フェイスリフトのBMW用語)で、賛否両論のスタイリングの特徴がなくなるかどうかは明らかではないが、カモフラージュの形状からも、おそらく以前よりも低い位置に再配置しつつも、そのレイアウトが継承される可能性が高いと見られる。

注目はグリルで、現行モデルの極端に拡大したノーズグリルが2026年モデルでは縮小する可能性を示唆している。リヤセクションでは、全幅のLEDライトバーが偽装の下に隠されているとみられる。

また、撮影されたプロトタイプには高電圧注意のイエローステッカーがないほか、EV専用の「E」プレート、充電ポートなども見当たらないことから、エンジン搭載モデルと思われる。ただし、これまでのプロトタイプと異なり、エキゾーストパイプは隠されているようだ。

BMW 7シリーズ ICE 改良新型 プロトタイプ スパイショット

改良新型のハイライトは、キャビン内だ。改良される7シリーズには、iDrive Xと名付けられた同ブランドの次世代インフォテインメントシステムが導入されることが分かっている。このシステムの中核となるのは、巨大な17.9インチの中央ディスプレイだが、それに加えて、新しい「パノラミック・ビジョン」投影システムがフロントガラスのベースに広がる。

BMW 7シリーズ ICE 改良新型 プロトタイプ スパイショット

このセットアップには、運転データ用に固定された3つのディスプレイタイルと、インフォテインメント用にカスタマイズ可能な6つのタイルの合計9つのディスプレイタイルが含まれる。

BMW 7シリーズ ICE 改良新型 プロトタイプ スパイショット

現時点ではパワートレインのアップデートに関する情報はないが、改良新型では、おそらくマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、EVのオプションがキャリーオーバーされるだろう。

BMWは7シリーズ改良新型の発売時期については明らかにしていないが、2026年半ばまでに生産が開始される予定なので、2026年に発表されることは濃厚だろう。BMWは新モデルの発売後、完全電気自動車のi7をベースにしたものを含む3種類のアルピナの派生モデルを発売する予定で、このモデルはアルピナ初のEV参入となるため、こちらも要注目だ。

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2025年6月2日のニュース