11番目のF1チーム・キャデラックの26年からの参戦が正式承認 ドライバーはハータらが候補

[ 2025年3月8日 08:45 ]

キャデラックのロゴ(AP)
Photo By AP

 国際自動車連盟(FIA)とフォーミュラ・ワン・マネジメントは7日、キャデラックF1チームの26年シーズンからの参戦を正式承認したと発表した。来季のF1世界選手権シリーズは11チームによって争われる。

 キャデラックF1チームはゼネラルモータース(GM)とTWGモータースポーツが所有。TWGモータースポーツは大リーグのドジャース、イングランド・プレミアリーグのチェルシーなどの経営権を持つTWGグローバルの1部門で、米インディカー・シリーズなどに参戦しているアンドレッティ・グローバルの過半数の株主でもある。

 米国人が所有するF1参戦チームは、ハースに続き2チーム目。現在のハースには米国人ドライバーがいないが、キャデラックは現在インディカー・シリーズに参戦中のコルトン・ハータ(24=米国)を起用予定と報じられている。2人目のドライバーとしては、昨季までF1に参戦していた前レッドブルのセルヒオ・ペレス(35=メキシコ)、前キックザウバーのバルテリ・ボッタス(35=フィンランド)、周冠宇(25=中国)らの名前が挙がっている。米国ではF1の人気が高まっており、昨季からマイアミ、米国(テキサス州オースティン)、ラスベガスと年3回のGPが開催されている。

 キャデラックは当面、フェラーリのエンジンを使用する。TWGモータースポーツのダン・タウリスCEOはAP通信に対し、26年型マシンを既に制作して風洞実験を行っていると明かし「レースに出て、ファンに応援してもらえる新しいチームを送り出すのが待ち切れない」とコメントした。

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