×

尚弥→中谷への電撃オファーに大橋会長「えっ」苦笑い 無敗同士のPFP対決に「歴史に残る最高の試合に」

[ 2025年3月31日 23:01 ]

記念撮影を行う(前列左から)昼田、那須川、中谷、井上尚、堤、増田、帝拳ジム・浜田代表、(後列同)大橋ジム・大橋会長、真正ジム・西田さん、井上拓、原田、武居、寺地、ユーリ、(撮影・木村 揚輔) 
Photo By スポニチ

 プロボクシング大橋ジムの大橋秀行会長が31日、主催興行後に報道陣に対応し、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)とWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(27、M・T)によるドーム決戦に言及。「歴史に残る最高の試合になる」と断言した。

 この日、都内の東京ドームホテルで行われボクシング2024年度年間優秀選手表彰式で7年連続8度目の最優秀選手賞(MVP)に輝いた井上尚が中谷に対し「中谷君。1年後の東京ドームで日本ボクシングを盛りあげよう!」と26年の対戦を呼びかけた。壇上で2人のやり取りを見ていた同会長は「何も知らなかったし、俺も“えっ”となった。前で2人が話してたから、ちょっと、と思ったが…」と苦笑しながら「お互い認め合ってるからこそ。喜ばしいこと。ボクシングを盛り上げようという自覚が凄い。自分も楽しみだし、うれしいね」と表情を緩ませた。

 井上は5月4日(日本時間5日)に米ラスベガスでWBAスーパーバンタム級2位ラモン・カルデナス(米国)の挑戦を受けることが発表済み。勝てば9月に国内のアリーナでWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との団体内王座統一戦が予定されており、12月には1試合限定でフェザー級に転級してWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(28=英国)と対戦するプランが進められている。

 同会長は「強敵ばかりでやりがいある」と“モンスター計画”を歓迎しながら、井上―中谷戦について「90年近くあるボクシングの中で歴史に残る最高の試合になる。パウンド・フォー・パウンドに入り、世界でも注目目される2人。実現したら大騒ぎになるし、オリンピックを目指す子どもたちへの大きな起爆剤になる。2人は大きな役目を担っている」と来春の実現が待たれる、無敗同士の頂上決戦に大きな期待を寄せた。

続きを表示

「井上尚弥」特集記事

「那須川天心」特集記事

2025年3月31日のニュース