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但馬ミツロ再起2戦目へ 自身ヘビー級“最軽量”で計量パス「タイソンのようにスピードや俊敏さで上回る」

[ 2025年3月29日 17:42 ]

ボクシング ヘビー級6回戦 但馬ブランドン・ミツロ(亀田)《6回戦》ギジェルモ・カサス(メキシコ)  ( 2025年3月30日    愛知県国際展示場 )

会見した(左から)但馬、亀田ファウンダー、亀田正毅(亀田プロモーション提供)
Photo By 提供写真

 セミファイナルのヘビー級6回戦に出場する、東洋太平洋同級8位の但馬ミツロ(30=亀田)が29日、愛知県内で前日計量に臨み、115・8キロでヘビー級リミット(90・72キログラム以上)をクリアした。昨年12月の前戦は120・3キロでパスしていたが「前戦から5キロ絞って、より動きやすい体になった。減量のリスクもなく、ハードな練習ができた」と手応えを口にする。

 今夏にもブリッジャー級(101・6キロ)での挑戦を視野に入れる。増量で一時は127キロに達したが、現在は肉体改造に取り組み“動ける体”を作り上げている。「フィジカルトレーニングの量が増えて現在は週3回できている。これまではロードワークでも体重が重い分、中々走れなかったが、筋肉も付いて絞れた今はコンスタントに走れている」とダイエット効果を実感。「今後はブリッジャー級やクルーザー級(90・7キロ)も考えているので、ヘビー級でやっていたスタイルとは違ってくる。アマ時代のスピードやテクニックを披露する機会は増えてくる」とシン・ミツロの披露を示唆する。

 対するギジェルモ・カサス(メキシコ)は但馬より500グラム重い116・3キロでパスした。自身より重い選手と初めて戦う但馬は「今後体重を絞っていく中でヘビー級でやる以上はこういったマッチメークは出てくる。(マイク)タイソンのように、サイズは小さいがスピードや俊敏さで相手を上回って制圧したい」と話した。

 但馬は22年4月のデビュー戦から10連勝を飾るも、昨年3月にブリッジャー級に相当する224ポンド(101・6キロ)契約8回戦でWBC世界ブリッジャー級29位のアレクサンドル・ジュル(ルーマニア)にダウンを奪われるなど、判定0―3で敗れプロ初黒星。今回が再起2戦目となる。

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