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東洋バンタム級王者の栗原慶太「燃えますね」 暫定王者ラバーに対し元日本王者「8対2で劣勢」予想

[ 2025年2月15日 19:49 ]

栗原慶太
Photo By スポニチ

 プロボクシング元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏が15日までに自身のYouTubeチャンネル「前向き教室」を更新。東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太(32=一力、19勝16KO8敗1分け)が出演した。栗原は3月24日に後楽園ホールで暫定王者ケネス・ラバー(22=フィリピン、13戦全勝8KO)との王座統一戦に臨む。

 ラバーは昨年12月に暫定王座決定戦でデカナルド闘凜生(六島)に初回58秒TKO勝ち。細川氏は「あれはパッキャオやん。わかってて対戦を組んだの?今まで出てきた選手の中で一番、パッキャオ」と世界6階級制覇のマニー・パッキャオ(フィリピン)をほうふつさせる強敵であることを指摘した。栗原は「(パッキャオを)真似してますよね」とラバーが自国レジェンドに寄せたスタイルであることに同意。細川氏は「逆ワンツーとか、すげえスピードでやってくるし、パンチの音も凄い」とパワフルな連打を序盤からどんどん繰り出す攻撃的スタイルに舌を巻く。

 細川氏は「とんでもなく失礼なことしてると分かってるよ」と言いながら「どうやって(栗原が)負けるのか、シミュレーションできる。ラバーは(栗原が)苦手なタイプと思う。(試合開始直後から)ソッコー(距離を詰めて仕掛けて)くる。栗原は1ラウンドがいつもダメやから。序盤は注意散漫」と半ば茶化しながら栗原劣勢の理由を挙げた。栗原は「(ラバーは)パッキャオっぽい動きもできれば、うまいアウトボクシングもできたり。いろいろできるんですよ」と分析。細川氏から「どうするんだよ。慶太は何ができる?」とツッコミを入れられ「えーと、頑張って殴るぐらいですかねえ。気合で何とかしようと…」と冗談まじりに返した。

 細川氏から「マジでどう戦うつもり」と確認され、栗原は「ラバーは(序盤から飛ばし気味にくるため)中盤、後半は落ちると思います。でも僕も序盤から倒しにいこうと思います」と力強く方針を示した。「(対戦相手として)向かってくる選手はわりと好きなんですよ。一番嫌いなのはアウトボクサー。自分から追いかけて当てられないと凄いストレスになるんですよ。ブンと(間合いを詰めて)来てくれるのは好き。一番好きなのはその場で打ち合う形です」と話した。

 最終的に細川氏は「8対2、もしくは9対1」でラバー有利と予想。栗原は「“8対2”は燃えますね。ひっくり返してやろうと。ここを勝って、はい上がっていくんですよ」と語った。細川氏は「“勝てない”と言われている時の栗原がいいのは知っている」と下馬評で劣勢の場合こそ、適度な緊張感を保って最高のパフォーマンスをみせる東洋正規王者に期待した。

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