挑戦者の比嘉は王者・堤の挑発に冷静 「試合に負けても人生つぶれない」
WBA世界バンタム級タイトルマッチ 王者・堤聖也《12回戦》同級4位・比嘉大吾 ( 2025年2月24日 有明アリーナ )

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プロボクシングの元WBC世界フライ級王者で、現WBA世界バンタム級4位の比嘉大吾(29=志成)は15日、都内のジムで同王者の堤聖也(29=角海老宝石)戦へ向け練習を公開した。
公開練習ではシャドーとスティックを使った守りの練習に加え、70キロのバーベルを使った体幹を鍛えるウエートトレーニングを披露。「きつい」と苦笑いしながらも調子の良さを見せていた。
比嘉は2024年9月のWBO世界同級王者の武居由樹(28=大橋)に挑戦し判定負け。1度は引退を決意したが、2カ月間休養。今回の堤へ挑戦のオファーがあり、1週間の熟考した結果、快諾し現役続行を決意した。
会見した比嘉は「いいトレーニングができた。練習復帰して3カ月ぐらい。最初は長いかと思ったがあっという間だった。いつもの試合と一緒。打ち合いになると思っている。今も自信はある」と笑顔。
王者の堤とは高校時代からの友人で一緒に食事に行く仲だ。「試合は試合。プライベートはプライベート」と話し、前日14日には王者の公開練習で「比嘉大吾、最後の試合になる」と引導を渡す発言があった。それには「どうなりますかね。やってみないと分からない。試合に負けたくらいでは人生はつぶれない。自分は引退した後の方が楽しみしている。試合後はまた考えます」と全く意に介さない。
指導する野木丈司トレーナーは「武居戦はもう少し時間が欲しかった。だから90%の実感だった。以前は集中力が欠けていて60%だったが、大吾の言葉を借りるなら“自分に嘘をついて”頑張ることがメンタルの強さを生み出している。今回は95%はいけたと思う。試合で100%になってもらえたら」と約6年10月ぶりの世界王座奪取を目指す。
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