力石政法、木村吉光にKO勝利で新王者「我ながらブラボー」

＜木村吉光・力石政法＞KO勝利を喜ぶ力石（撮影・成瀬　徹）
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　プロボクシングのWBOアジア・パシフィックスーパー・フェザー級タイトルマッチ12回戦は6日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で行われ、王者・木村吉光（26＝志成）と同級1位の力石政法（28＝緑）が激突。ともに世界ランキング入りしている国内トップ2の対戦は力石が5回2分58秒KO勝ちし、新王者となった。

　木村にとっては昨年8月に獲得した王座の初防衛戦だったが、長いリーチを生かして右序ジャブをヒットさせ、序盤から主導権を握ったのはサウスポーの力石だった。3回に右フックからの左ストレート、4回の右の打ち下ろしでダウンを奪うと、5回終了間際に左アッパーで木村を沈めた。

　東洋太平洋王座に続き2冠目を獲得。“頂上決戦”にKO決着でピリオドを打った力石は「我ながらブラボーでした」と笑顔。興行を主催した亀田興毅氏に対し、「僕はいつでも世界挑戦できる準備はできている。この階級は世界戦を日本でやるのは難しいけど、ファイトマネーは1円もいらないので日本に（世界王者を）呼んで下さい」とアピールした。