成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳(3、4月第1週週間賞)

[ 2025年4月8日 07:00 ]

<週間賞>
虎球児 ムッシュに捧ぐ 初勝利
(大阪府高槻市 梅津 昭)


<佳作>
広島で 開花宣言 2ランで
(兵庫県西宮市 杉江 加奈子)


いきまっせ 和製大砲 345
(宮城県大崎市 山本 光雄)


監督の 六人つなぎ 流石だね
(富山県富山市 石黒 義朗)


3タテで サクラ満開 いざ聖地
(京都府京都市 池上 博)


【講評】
 選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)
 球団創設90周年のシーズンが開幕した。


 藤川球児新監督の下、投手陣が若くなり、クリーンアップがシャッフルされた。


 3月25日、「吉田義男氏お別れの会」で阪神タイガース藤川監督以下、選手一同も献花しリベンジを誓っていた。


 3日後、広島との開幕戦は3番佐藤輝明内野手のいきなりの2ランホームランから始まった。


 今シーズン初めて届いた206句のうち、ムッシュ吉田さんを詠んだのは梅津昭さんのこれだけで週間賞にいただいた。


 「虎球児」もよかった。


 プレーボールして4分33秒の12球団1号は今季のキーマンとした藤川新監督を莞爾(かんじ)とさせたものだった。


 桜を詠み込んだ杉江加奈子さん、新4番森下選手も翌29日は逆転2ランで今季のペースをつかんだね。


 山本光雄さんも大阪弁で中枢を推し活だ。


 石黒義朗さんは投手出身監督の投手起用を褒める。


 開幕2カードを2勝3敗1分けで終え、乗り込んだ東京ドーム。


 巨人との3連戦は村上、富田、門別投手で1985年、2004年以来、21年ぶり3度目のシーズン最初の巨人相手に3連勝発進。


 さあ、今季初の単独首位のひと味違った力を聖地でヤクルト、中日に満開の桜と共に見せてやりましょう、ね、池上博さん。


 今季も阪神タイガース川柳をたくさんお寄せください。


 ▼応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールはyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を明記のこと。次回は13日必着。掲載は15日。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る