ドジャース逆転勝利!得点圏0割台のコンフォート22打席ぶり安打が決勝打 大谷翔平2戦連続マルチヒット

[ 2025年6月6日 07:57 ]

ナ・リーグ   ドジャース6―5メッツ ( 2025年6月5日    ロサンゼルス )

<ドジャース・メッツ>3回、安打を放つ大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、本拠でのメッツ戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数2安打で2試合連続マルチ安打をマーク。チームも逆転勝利を飾った。

 前回5月24日(同25日)に4打数無安打、3三振に抑えられた相手先発・ピーターソンとの対戦。初回の第1打席は前回同様、外角スライダーにバットが空を切り、空振り三振に倒れた。

 それでも4点を追う3回1死一塁の第2打席はシンカーに詰まらされたが、しぶとく二遊間を破る中前打を放って好機を拡大。ベッツ、スミスの適時打などこの回、3点の反撃を呼び込んだ。

 5回1死の第3打席も右前打を放って、2試合連続のマルチ安打をマークした。7回2死の第4打席は見逃し三振に倒れた。

 チームは先発したナックが3被弾に加え6四死球の乱調で4回途中4失点で降板したが、打線が3回に大谷の安打をきっかけに3点を奪って3―4の1点差に迫った。

 ところが、3―4の8回にブルージェイズから獲得したばかりのウレーニャがつかまり、アロンソに痛恨の適時打を許し、リードを広げられた。
 
 それでも打線は8回に相手2番手で元西武のギャレットを攻略。3―5の8回、先頭・ベッツが四球を選んで出塁すると、続くスミスが左翼線へ二塁打。左翼手・ニモが打球処理に手こずる間にベッツが一塁から一気に生還し1点差に迫った。

 さらにT・ヘルナンデスの中飛で二塁走者・スミスが三塁まで進むと、次打者・パヘスの三ゴロで本塁に突入。メッツ三塁手・バティがバックホームも送球がワンバウンドとなり、捕手・アルバレスが捕り損ねるミス。ギャレットが素早くカバーに入り、スミスをタッチアウトしようと試みたが、アルバレスが“壁”になりバッテリー同士で交錯してしまい、その間にスミスが生還。同点のホームを踏んだ。

 相手のミスに乗じてドジャースは5―5においつくと、なおも2死二塁で代打・フリーマンを起用。フリーマンは申告敬遠で勝負を避けられたが、次打者・コンフォートがギャレットの初球、カットボールを左前に運び、二塁走者・パヘスが生還して勝ち越しに成功。試合前の時点で打率・165、得点圏打率・057と不振にあえぐ男が勝負所で貴重な一打を放ち、本拠ファンは大盛り上がりした。コンフォートにとってこれが22打席ぶりの安打となった。

 6―5となった9回をスコットが締め、チームは逆転勝ちに成功。メッツとの今季最終戦を白星で飾った。

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