藤浪晋太郎 ド軍戦は1回無失点2四死球 ツーシーム初試投「試して多少ブレるかなと。もったいなかった」

[ 2025年3月8日 13:15 ]

オープン戦   マリナーズ―ドジャース ( 2025年3月7日    ピオリア )

ドジャース戦登板後に取材に応じるマリナーズ・藤浪晋太郎(撮影・杉浦 大介通信員)
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 マリナーズの藤浪晋太郎投手(30)が7日(日本時間7日)、ドジャースとのオープン戦に8回から救援登板。1回を無安打無失点と2試合連続無失点ながら2四死球と制球に課題を残した。最速は97マイル(約156.1キロ)だった。

 先頭打者は2ボールから速球で遊ゴロ、2人目の打者も2ボールから97マイル速球で一ゴロに打ち取った。

 3人目はこの試合で初めてツーシームを試投。カウント3―1から4シームが抜けて死球を与えた。続く打者にも制球が乱れてフルカウントから四球で歩かせた。しかし、5人目の打者をカウント2―2から見逃し三振に打ち取った。

 この日は打ち取った打席もボールが先行し、全22球中ストライクは8球。ストライク率は36.3%だった。藤浪は今季マリナーズとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加。生き残りを懸けてさらなるアピールが求められる。

 藤浪は登板後に取材対応。この日の投球について「2アウトまでは淡々と取れたんですけど、もったいなかった。ツーシームを試したりしたので、多少ブレるかなと思っていた。2死からだったのでもったいなかったですね」と振り返った。

 この日は試合開始前の時点で気温12度で雨の悪条件。「寒かったのはありますけど、言い訳にはならない。全員同じ条件ですし」と強調。「感じはそんなに良くなかったんで、何とか粘ったかなという感じですけど。試合に入るとどうしても力みがちというか、そういうところがまだまだあると思います」と振り返った。

 この日試したツーシームについては「ブルペンで投げていて状態もかなり良かったので、ピッチングコーチも使ってみたらという感じだった。ちょっと使ってみようかなというところで話して使ってみた」と説明。今後の手応えについては「ボール自体はいいので、今日試合で初めてだったのでこれからもうちょっと練習して使えるようになればいいと思います」と話した。

 2月27日のジャイアンツ戦では2/3回を投げて4失点したが、これで2試合連続無失点。「良くない中で何とかまとめられたのは及第点かなと思います」と自己評価した。3日のガーディアンズ戦は1回1安打無失点で無四球。この日、制球が乱れた要因を問われると「分かりゃ苦労しないですよね」と苦笑いしていた。

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