【センバツ】明徳義塾・馬淵史郎監督「やりやすいわ、うちは。負けてもともと」昨春覇者へ“口撃”

[ 2025年3月8日 05:01 ]

第97回選抜高校野球   明徳義塾―健大高崎 ( 2025年3月18日    甲子園 )

対戦が決まり健闘を誓う健大高崎の加藤主将(左)と明徳義塾の池田主将(代表撮影)
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 明徳義塾・馬淵史郎監督が、打倒・昨春覇者へ向け先制“口撃”を仕掛けた。第1日第3試合で春連覇を狙う健大高崎と対戦。「池田(佑二主将)はクジ運がええんじゃけど…駄目じゃったね」。そう自虐的な言葉を並べつつ、王者撃破へ不敵な笑みを浮かべた。

 「昨年度の優勝チームなら余計にやりやすいわ、うちは。負けてもともと。強い相手と当たるなら、2回戦より1回戦の方がいい」

 健大高崎は今秋ドラフト1位候補で最速158キロ右腕の石垣元気(3年)を擁し、出場校中2位のチーム打率.387の強力打線も誇るが「数字は数字」と意に介さない。それどころか「チーム打率.390(近く)って聞いたことがない。よっぽど弱いところと練習試合やってんのかと思うよな」。公表されているチーム打率は昨秋の公式戦通算で練習試合は含まれていないが、隣で取材対応していた健大高崎・青柳博文監督をタジタジとさせたように破壊力抜群の“口撃”力だった。

 馬淵監督にとって今大会は、高嶋仁監督(智弁学園―智弁和歌山)を抜いて歴代監督最多更新の春夏通算39度目の聖地となる。目指すは、初の春の頂点。「(優勝を)獲れりゃあ、最高にいいよね。健大高崎さんの半分も実力はない。ここで、どんな野球をやるか」。控えめに話したが、エース左腕・池崎安侍朗(3年)を軸とした隙のない「馬淵野球」は今春も健在。常連校としての存在感を示す。 (西海 康平)

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