北口榛花が貫禄V「世界大会になればトラブルつきもの」他選手の計測ミスも影響なし

[ 2025年5月18日 17:07 ]

陸上セイコー・ゴールデン・グランプリ ( 2025年5月18日    東京・国立競技場 )

<セイコーゴールデングランプリ陸上2025東京>女子やり投げで優勝した北口榛花(撮影・小海途 良幹)
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 女子やり投げ決勝では、パリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)が5投目に64メートル16をマークして2連覇を達成した。今季2戦目で今季世界6位の好記録を叩き出した。「内容的にはかなりバラつきがあった。まっすぐ飛ばないのが課題」としつつも「64メートルを完璧な形ではなく投げられたので、そこは自信になった」と話した。

 他の2選手が3投目に計測ミスのため試技やり直しがあった。「長く感じたのは正直ありますけど、世界大会になればいろんなトラブルはつきものだと思っている。私自身は気にならなかった」と影響なしを強調した。

 最大の武器である柔軟性を生かした投てきを追求する今季。「間違いなく投げられるエネルギーは持っているのに、なかなかやりに伝わらないのがもどかしいところ」と現状を明かす。初戦のダイヤモンドリーグでは4位に沈み「(自身の)虚像が見える」と見失いかけた投てきは「うっすら、ちゃんとした像がちゃんとした向きで見え始めたので良かった」と手応えを感じたという。

 今後は欧州転戦となるが「試合の中で修正していく自分らしさは出せた。試合を重ねて自分らしい投てきを見つけていけたら」と前向きに語った。9月には同じ国立競技場で世界選手権が行われる。「9月はチケットも売れていると言うことなので、より楽しみ。まだ4カ月ある。できることはたくさんある」と話した。

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