ロス五輪新種目追加を競泳界歓迎 50Mバタフライ“メダル大本命”池江璃花子「世界に一番近い種目」

[ 2025年4月11日 04:55 ]

3月の日本選手権水泳競技大会、女子50メートルバタフライ決勝を制し表彰台で笑顔を見せる池江璃花子
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 国際オリンピック委員会(IOC)は9日(日本時間10日)、スイスのローザンヌで開いた理事会で28年ロサンゼルス五輪の出場枠などを決め、女子50・5%、男子49・5%となり史上初めて女子が男子を上回った。

 1896年の第1回近代五輪から実施されてきた伝統競技の競泳界は、新種目の追加を歓迎した。これまで自由形のみだった50メートルに背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの3泳法も加わることに。国際統括団体ワールドアクアティクスのフセイン・ムサラム会長も公式サイトで「競泳と五輪において画期的な瞬間」と声明を発表した。

 昨夏のパリ五輪ではメダル1個に終わった日本競泳界も歓迎ムードだ。特に28年が競技人生の集大成と公言する池江璃花子(横浜ゴム)は、今夏の世界選手権(シンガポール)の本命種目が50メートルバタフライ。選考会となった3月の日本選手権では、世界大会で決勝進出相当の「派遣標準記録2」(25秒75)を切る25秒41で優勝しており、最もメダルに近い種目だ。

 「今、世界に一番近い種目。ロスの時にあるか分からないけど、獲れる時に獲っておきたい」と世界選手権でのメダル獲得を誓っていた池江。その道はロスへとつながった。最高のモチベーションが加わった。

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