フィギュア鍵山 打倒マリニンへ即始動 「まだまだ成長できる」瞑想、ヨガなど導入し五輪で頂点へ

[ 2025年4月1日 03:00 ]

一夜明け取材に応じた鍵山優真。五輪出場3枠の「3」を示し笑顔
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 フィギュアスケート男子の鍵山優真(21=オリエンタルバイオ・中京大)が世界選手権出場4大会連続表彰台となる銅メダル獲得から一夜明けた30日、米マサチューセッツ州ボストンの会場で取材に応じた。4回転全6種を操る王者マリニン(米国)に合計40点以上の差をつけられたが「まだ悔しいと思えるような感情が残っている自分に対して、まだまだ成長できる自覚はある」と話した。

 ミラノ・コルティナ五輪に向け、いち早く始動する。試合の終わった前夜は父・正和コーチのホテルの部屋に集まり、コストナー・コーチ、振付師のニコルさんと45分ほどのチーム反省会を開催。来季に向けた練習方針を確認し、瞑想(めいそう)やヨガなどメンタルトレーニング導入の提案も受けた。「自分に合ったものを取り入れていきたい」と前向きに語った。

 来季は今季回避した大技4回転ルッツ投入を視野に入れる。ショートプログラム(SP)、フリーとも新曲で挑む予定で、31日にカナダに移動して振り付けを開始。出場見込みの世界国別対抗戦(17日開幕、東京)まで帰国せず、みっちり仕上げる。マリニン打倒へ「最強の自分で戦えるように準備していく」と決意を込めた。 (ボストン・大和 弘明)

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