ジャンプスーツ不正改造問題でFISがノルウェーの2選手含む5人に資格停止処分

[ 2025年3月13日 05:57 ]

資格停止処分となったノルウェーのリンビク(AP)
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 国際スキー・スノーボード連盟(FIS)は12日、ノルディックスキー世界選手権(ノルウェー)のジャンプ男子個人ラージヒルで失格となったマリウス・リンビク、ヨハンアンドレ・フォルファンの2選手およびコーチら3人を暫定資格停止処分とした。

 ノルウェーチームは空中での揚力を高めるために余分な縫い目を縫い付けるなど、ジャンプスーツを故意に不正改造したことを認め、ヘッドコーチのマグナス・ブレビック氏と用具管理者のエイドリアン・リベルテン氏を無期限の資格停止処分としていた。FISは調査のために2選手とこの2人に加え、アシスタントコーチのトーマス・ロッベン氏も不正に関与した疑いで資格停止とした。ランビクとフォルファンは12日開幕のW杯オスロ大会に出場できない。

 FISは調査のため世界選手権に出場したノルウェーのジャンプ、ノルディック複合勢のスーツを全て押収。22年北京冬季五輪男子個人ラージヒル金メダリストのリンビクが、今大会の同ノーマルヒルで獲得した金メダルについても調査が行われることが確実となっている。

 世界選手権のジャンプ個人ラージヒルではリンビクの失格により、競技終了時は4位だった小林陵侑(チームROY)が銅メダルを獲得していた。

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