【ジャンプ】男子団体で日本は5位 表彰台遠く…3大会連続メダルなし 世界ノルディック

[ 2025年3月7日 02:37 ]

ノルディックスキー世界選手権 第8日 ( 2025年3月6日    ノルウェー・トロンヘイム )

小林陵侑の1回目の飛躍(AP)
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 ジャンプ男子団体(ヒルサイズ=HS138メートル)が行われ、二階堂蓮(23=日本ビール)、佐藤幸椰(29=雪印メグミルク)、中村直幹(28=フライングラボラトリー)、小林陵侑(28=チームROY)で臨んだ日本は合計965.2点の5位に終わった。スロベニアが1080.8点で2連覇を果たし、オーストリアが2位、ノルウェーが3位、ドイツが4位だった。

 表彰台が遠かった。日本男子勢は2日の個人ノーマルヒルで小林陵が7位、中村が11位、二階堂が22位で、小林朔太郎(24=雪印メグミルク)はスーツの規定違反で失格。この日は小林朔の代わりに佐藤が出場したが、1人飛ぶごとに上位との得点差が開いていった。

 1回目は二階堂が122メートル、佐藤が129.5メートル、中村が127メートルで、エースの小林陵も全体7番目の133.5メートル。トップのスロベニアと59.1点差の5位で折り返した。2回目も二階堂が123.5メートル、佐藤が120メートル、中村が124.5メートルと振るわず、この時点でポーランドに抜かれて6位に後退。小林陵は全体4番目の136.5メートルを飛んで意地を見せたものの、1つ順位を上げるにとどまった。

 日本は19年ゼーフェルト(オーストリア)大会で銅メダルを獲得したものの、21年オーベルストドルフ(ドイツ)大会は4位で、23年プラニツァ(スロベニア)大会では7位と惨敗。今大会も上位勢に飛距離で及ばず、唯一見劣りしないジャンプを披露した小林陵も爆発力に欠けた。「日の丸飛行隊」の五輪メダルは14年ソチ(ロシア)大会の銅が最後。来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪でも苦戦は必至だ。

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