【芦屋ボート　G1全日本王座決定戦】本間正則の“イイ値”は定松勇樹　目指せG1初の予選突破

2走12点の勝負駆けに挑む定松勇樹
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　ボートレース芦屋のG1「全日本王座決定戦」は4日目。本間正則記者の「イイ値！このレーサー」は定松勇樹に熱視線を注いだ。

　5月のオールスター（多摩川）で登録番号5000番台初のSG制覇。一気にスターへの階段を駆け上がった定松だったが、その後は順調とは言いがたい。

　「戸田の周年（5月30日～6月4日）はボロボロでした（5、5、5、6、1、6、6、1、1着）。それにグラチャン（6月25～30日、尼崎）の1走目で落水して、そこから流れが良くなかった。でも前節（7月20～25日の尼崎ルーキーシリーズ第10戦）の優勝で、いい流れになっていると思います」

　SG優勝で変わったことは？の問いには「レースに対する気持ちの運び方」と返ってきた。

　「以前は記念を走る際は気持ちで負けていて、レースに臨むメンタルが消極的だった。SGを獲ってからは心の中で“大丈夫、自分が一番うまい”と言い聞かせて戦えている。もちろん挑戦者の気持ちは忘れていないですよ」

　ルーキー世代では飛び抜けた技量に、強メンタルが備わった。師匠の峰竜太がうなるのもうなずける。ただ、調べていると、とんでもない事実が発覚した。初日から走ったG1は今回が10節目になるが、予選突破が1度もない。「エンジンはいい」なら、まずは2走12点の勝負駆けをクリアして初のG1準優勝戦進出を決める（得点率は茅原悠紀、島村隆幸、中野次郎と並ぶ6.00で17位。準優勝戦出場推定ボーダーは6.00）。

　【本間の買い目】4Rは＜2＞＜1＞、＜2＞＜3＞流し。8Rは＜3＞から＜1＞＜2＞＜4＞＜5＞の2、3着。