【浦和桜花賞】万歳!ショウリダバンザイ重賞初V

[ 2010年3月25日 06:00 ]

桜の女王に輝いたショウリダバンザイ

 地方全国交流重賞となった南関牝馬クラシック第1弾「第56回桜花賞」が24日、浦和競馬場で行われ、3番人気の大井ショウリダバンザイが重賞初制覇。道営から転入2連勝で桜の女王に輝いた。98年開業の高岩孝敏師(48)も通算2150戦目で初の重賞勝ちとなった。

 不利とされる浦和マイルの大外枠。初騎乗の真島は「位置取りにはこだわらず、様子を見ながら落ち着いて乗る」ことに専念。序盤は7番手で進む。レッカの好スタートが目立ったが、1番人気バックアタックも無難に出て主導権。3、4角で押し上げ、直線でこれを2馬身半かわす完勝だ。
 「バックアタックの手応えが分からなかったので無我夢中で追った。競馬が上手で乗りやすい」とクラシック初Vの真島。念願の重賞タイトルを獲得した高岩師は「後ろを気にしたりするところがあったので、攻め馬で試したブリンカーの効果もありましたね。距離は融通が利くタイプだと思う」と笑顔。次は優先出走権(3着馬まで)を得た地元の大一番・東京プリンセス賞(5月20日、大井1800メートル)で牝馬2冠を目指す。
 ◆ショウリダバンザイ 父プリサイスエンド 母オレンジスペシャル(母の父ジェイドロバリー)牝3歳 大井・高岩孝敏厩舎所属 馬主・林正夫氏 生産者・北海道浦河町の山口義彦氏 戦績8戦4勝(南関東2戦2勝)総獲得賞金3512万5000円。

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2010年3月25日のニュース