【高松宮記念】ビービーガルダン復調!鋭伸12秒3

[ 2010年3月25日 06:00 ]

<高松宮記念・追い切り>軽快なステップで4コーナーを駆け上がるビービーガルダン

 栗東では昨年のスプリンターズS2着ビービーガルダンが切れ味鋭い末脚で復調をアピールした。

 ビービーガルダンは馬場状態の悪さを考慮してポリトラックコースで最終追い切り。領家師が「負担をあまりかけたくないのでサラッと」と話すように目いっぱいには追われなかった。それでも、しまいに肩ムチが入ると鋭く反応。ラスト1Fを12秒3の好時計で締めくくった。騎乗した鳴海助手が感触を伝えた。
 「オーバーワークにならないようにしまいだけ。最後は気合をつけて走ってくれました」
 前走・阪急杯は1番人気に推されながら、まさかの7着。領家師は「返し馬で少しテンションが高かったというのもあるし、見た目が少し寂しかったかな」と振り返った。巻き返しを狙う今回はカイバの量を増やして調整。「今で500キロちょっとだな」と今回はプラス体重で出走する見込みだ。昨秋のスプリンターズ2着の実績馬。反撃に向けて態勢は整っている。主戦の安藤勝もパートナーへの信頼を口にした。
 「能力的にはヒケを取らないと思っている。外差しが利く馬場なら後ろから行った方がいい気もするね。あとは枠順や馬場状態次第だね」
 昨年は16着。左回りは1戦だけだが、結果を出していないのも事実。それでも安藤勝が「多少、外へ膨らむかもしれないけど、対応できると思う」と割引材料とはならない。尾張で悲願のG1制覇なるか。陣営がそれを意識するだけの出来にある。

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2010年3月25日のニュース