「あんぱん」妻夫木聡 念願の朝ドラ初出演決定「心を込めて」サプライズ登場に会場騒然!直前イベ異例発表

[ 2025年3月10日 16:35 ]

「あんぱん」出演が発表された妻夫木聡(中央)と北村匠海、今田美桜
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 女優の今田美桜(28)がヒロインを務め、今月31日にスタートする次期NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)のプレトークショーが10日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、俳優の妻夫木聡(44)が柳井嵩(北村匠海)所属軍隊の上等兵役でレギュラー出演することが決定したとサプライズ発表された。1998年の俳優デビューから約27年、ついに念願の朝ドラ初出演を果たす。ビデオメッセージと思いきやサプライズ登壇という粋な演出で「朝ドラ出演は、すべての役者にとって目標」「念願叶ってようやく出演できることに、喜びを感じております」と感慨を明かした。

 漫画家・やなせたかし氏をモデルにした、のちの夫役・嵩が戦時中に所属することになる小倉連隊の上等兵・八木信之介(やぎ・しんのすけ)役。軍隊になじめない嵩に気を掛け、折に触れて助け舟を出す。戦後、嵩と思わぬ再会を果たし、朝田のぶ(今田美桜)と嵩の人生に大きな影響を与えるようになる。前半のヤマ場「戦争パート」の重要人物となる。

 妻夫木は最初、ビデオメッセージで「(会場に)うかがえず、すみません」と陳謝。しかし、その後、NHKホールへ向かう後ろ姿が映し出され、ステージ上に登場。事前告知なしのサプライズ登場に観客からは「キャー!」などの歓声が上がり、場内はどよめきに包まれた。異例の発表スタイルに、妻夫木は「震えましたね。噛んじゃいけないので」と笑った。

 「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を生み続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・小松暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。中園氏は14年度前期「花子とアン」以来2回目の朝ドラ脚本。今田は21年度前期「おかえりモネ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 ■妻夫木聡コメント

 朝ドラに出演することは、すべての役者にとっての目標だと思っております。念願叶ってようやく出演できることに、喜びを感じております。そして、その作品がこの「あんぱん」ということが、またとても幸せなことです。初めて台本を読んだ時、胸がキューッとなりました。温かくて、時には厳しくて、大きな愛で包んでくれるこの作品は、きっと見てくれた方々の心にポッと明かりを灯してくれると確信しています。

 私が演じる八木信之介は、一見厳しくも見えますが、冷静に繊細に物事を見つめ、本質を見抜く人。邪念なく嵩を見つめ、嵩の持つ清らかな心を大事に支えていけたらいいなぁと思っています。

 どんな時代でも簡単には生きられない世の中。だけど、忘れちゃいけない思いがある。思いやりの心。この朝ドラは希望の話です。そんな素敵なな「あんぱん」の物語を、最後まで精いっぱい、心を込めて演じたいと思います。

 ■制作統括・倉崎憲氏コメント

 長年の念願が叶いました。まだ新人の時、初めて演出したラジオドラマに主演で妻夫木さんにご出演していただいて以降、いつか次は連ドラでご一緒できる日を夢見ていました。一昨年の秋、ロサンゼルスで久々の再会を果たし、その場でご本人に「あんぱん」に出ていただきたいと、ありったけの思いをお伝えしました。

 妻夫木さんに演じていただく八木信之介役は、戦地で嵩と出会い、戦後も長きにわたってのぶと嵩に大きな影響を与えていくことになる人物です。厳しくもありながら、詩や文学を愛する一面も持ち、人間の本質と時代の流れを見抜き、嵩の詩を書く才能にも気づいて大きな流れを作っていくようになります。八木の登場でどのような物語の展開になっていくのか、楽しみにご覧いただけますと幸いです。

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