新様式「五木モデル」公演 9月に浅草で「演歌界初のウィズコロナ時代のライブになる」

[ 2020年7月1日 05:30 ]

演歌界初のコロナ対策ライブを、弾き語りの新様式で行うことにした五木ひろし
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 演歌歌手の五木ひろし(72)が新型コロナ感染拡大後初のライブを9月1日からの2日間、東京・浅草公会堂で開催することになった。主催する企画制作会社アイエスは「演歌界初のウィズコロナ時代のライブになる」としており、現在公演が中断している演歌界において“五木モデル”が一つの指針となりそうだ。

 五木はスポニチ本紙の取材に「ソーシャルディスタンスを保つため、会場には50%のお客さましかお招きできませんが、心の距離は近いアットホームなライブをお届けしたい」と強調。規模もイメージも合致する浅草公会堂を“ウィズコロナ”の最初の一歩の場所に選んだ。

 総客席数は1082席。政府のガイドラインに従い、観客は540人限定。全員マスク着用で、前後左右1席ずつ空ける。入り口に消毒液やサーモグラフィーを用意。観客には名前と連絡先の登録を求める。そして、これら通常のコロナ対策だけではないところが、アットホームな公演を目指す「五木モデル」のキーポイントだ。

 全編、五木による弾き語り。大掛かりなバンド演奏でステージ上を“密”にしないことも理由だが、弾き語りは「客席との曲間のトークがとても自然にできるので、客席との“心の距離”を近づけてくれる」という狙いがある。同じ理由で客席からのリクエストコーナーも用意する予定。コンサート演出で使うスモークマシンに、コロナ対策に効果があるとされる次亜塩素酸水を使って噴霧するなど“演出で消毒する”というアイデアもある。

 しかも、ステージには五木の思いに賛同した坂本冬美(53)がスペシャルサポートとして参加。「五木先輩が新たに目指す、アットホームなライブにお声を掛けていただき、大変光栄です。私もお客さまの前で歌わせていただく最初のステージになりますので、これまでの思いをしっかりお届けできるよう心を込めて歌わせていただきます」と話しており、この豪華共演デュエットもどんな様式になるのか注目だ。

 《3日から前売り》公演は9月1日が午後2時から、同2日は午前11時と午後3時からで計3公演。前売り券は今月3日から販売。全席指定で税込み7000円。 

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