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車名に隠された壮大な意味とは!? ルノー新型SUVボレアル、「ラインナップの中では前例のないもの」に

[ 2025年5月1日 13:00 ]

世界を吹きゆく、新しいルノーSUVの風

ダチア ビッグスター

欧州CセグメントSUVとなるボレアルは、欧州以外の70以上の市場で提供される予定で、まずはラテンアメリカで発売される。

ダチア ビッグスター

ルノーのインターナショナル・ゲームプラン2027における、マイルストーンと位置付けられるボレアルは、2023年後半に導入された「カルディアン」の後継車だ。同社は現時点でこのモデルについて多くを語っていないが、「ブランドの新たな世界的な野心」と「高級市場へのシフト」を示すものだと語っている。

同社はクロスオーバーの名称に多くの考えを巡らせたと語った。彼らの説明によれば、この名前はギリシャ神話の風の神であるボレアスに由来しており、さらに、その名前はラテン語の「北風」にも由来しているという。

ルノーのネーミング戦略マネージャー、シルビア・ドス・サントス氏は、「ボレアル」は力強さと「ステータスを高めるデザイン」を暗示しており、SUVにぴったりの名前だと語り、オーロラ、通称北極光を思い出させるとも言う。

そして最終的に同社は、この名称は「SUVが象徴する価値、つまりテクノロジー、ステータス、快適さを完璧に包含している」と述べた。また、ボレアルは「ラインナップの中では前例のないもの」であり、「現実逃避して無限の地平線を発見するための招待状」となるだろうと表現するなど、この新型SUVに並々ならぬ思いが伝わって来る。

少し誇大宣伝のような気もするが、噂ではボレアルはダチア「ビッグスター」のリバッジ版になる可能性があると示唆されている。前述のカルディアンはダチア「サンデロ」の改良版であったため、これはそれほど驚くべきことではないだろう。

もしそうであれば、ボレアルには頑丈なデザインと、10.1インチのインフォテインメントシステム、7インチまたは10インチのデジタルインストルメントクラスターを備えたミニマリストなインテリアを備えた、手頃な価格のクロスオーバーになると予想される。欧州モデルには、最高出力130ps/96 kWを発揮する1.2リットル直列3 気筒マイルドハイブリッドから、155ps/115 kWを発揮する1.8リットル直列4気筒エンジンを搭載したフルハイブリッドまで、さまざまなエンジンが用意されるだろう。

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2025年5月1日のニュース