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配信サービスの動画も見られるカーナビ!エンタメ機能が充実したパナソニック『ストラーダ F1X Premium10』はなぜ歴代最高なのか?

[ 2025年4月6日 12:00 ]

(右)
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
インフォテインメントシステムズ事業部
ソフト開発担当
森田嘉伸 氏

(左)
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
インフォテインメントシステムズ事業部
マーケティング担当
山岡 真 氏
Panasonic『Strada F1X Premium10』
本体からの手軽な操作で配信サービスによる動画視聴にも新対応。元々備える映像美のポテンシャルを引き出し、ファミリーカーのエンタメ機能を大きく拡大。同乗者みなに恩恵をもたらす。

多大な期待に添う果敢なトライ

動画配信への対応は、もともと待望視されていたものでもあった。
「ネット動画の機能をどういう方向性にすべきかで、社内でもいろいろ議論がありました。半年ぐらいは色々と繰り返したと思います。通常我々の開発ですと、大体1年ぐらいの期間となりますが、今回は新しい機能としてカープレイやアンドロイドオートにも対応しましたので、これだけの機能を入れるのにはかなり力が入りましたし、楽しかったですね」(森田氏)

チャレンジゆえに、試行錯誤が続いた。
「技術的に言うと、システムの制約も多い中、新しい機能にも高いパフォーマンスを成立させたところが一番苦労したところです。そもそもどういう方向性で仕上げるのかという点で議論がありましたので。機能の仕様を決めてまず作り、それをまた直しという作業を繰り返しました」(森田氏)

従来機能もおろそかにできない。
「やっぱり動画を再生するためには、たくさんのパワーとメモリーを消費します。ナビを動かしながら、そこをどうやって実現していくのかが難しかったところです。動画を再生してるからといって、ナビのパフォーマンスが落ちてしまっては困りますから」(森田氏)
それでも、チャレンジしないわけにはいかない。
「今後どういう機能が求められているかというところを定期的に調査しているんですけども、その中で、動画視聴に関してはネット動画の機能が欲しいという声が一番大きかったんです。それが、この新機能を搭載した大きな背景になります」(山岡氏)

元々持ち合わせていた、高性能ディスプレイも動画視聴でより活きる。
「有機ELを採用し、外光の反射を抑えるなど、クルマ用に最適化したディスプレイですので、タブレットなどで観るよりも、画質の面で大きなアドバンテージがあると思っています」(山岡氏)
進化は映像面だけに留まらない。
「画質だけではなく、ストラーダは”音の匠”というプロが監修した高音質サウンドシステムを搭載しています。画質だけではなくて、音に対しても楽しんでいただけるっていうところもメリットだと考えてます」(森田氏)

結果、歴代モデルのなかでも、またひとつ抜きんでた存在にもなった。
「ディスクメディアからネット動画にチェンジして、僕としては最高到達点というふうに考えてます」(森田氏)
それでも当然、ここで満足することはない。
「個人的な思いでもありますが、お客様にとってより使いやすく、操作しやすくというところに関しては、もっと良くできるところがあるんじゃないかと思っています(山岡氏)」。
「確かにそうですね。ユーザーの声を聞いてよりよく使いやすいようにしていきたいという思いは私も一緒です」
(森田氏)

「ソフト的には現状のシステムをフル活用し
プロとして自信をもってお勧めできると言えるほど
高い完成度になっています」
「9インチ、7インチの新製品も
ネット動画などのオンライン機能は
フラッグシップ10インチと同様です。
こちらにも注目頂きたいですね」

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2025年4月6日のニュース