×

開頭手術で経過観察中の重岡銀次朗が「小康状態」に ジムが発表 兄・優大「自分で呼吸もできるように」

[ 2025年5月29日 17:03 ]

タドゥラン(左)のパンチを浴びる重岡(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 プロボクシングIBF世界ミニマム級タイトルマッチ(24日、インテックス大阪)後に意識を失い、急性右硬膜下血腫による緊急開頭手術を受けた前IBF同級王者・重岡銀次朗(25=ワタナベ)について29日、所属するワタナベジムの渡辺均会長が容体を報告した。

 集中治療室(ICU)で経過観察中の重岡銀について、同会長は「日本ボクシングコミッション(JBC)からも発表がございました通り、銀次朗選手は先日の試合を受け、現在入院加療中です。幸い、容態は小康状態にあり、経過を見守っております」などと報告。「全国各地より多くの温かい励ましのお言葉や、お見舞いを頂戴し、ジム関係者一同、心より御礼申し上げます。銀次朗選手も皆様のご声援を胸に、懸命に治療に専念しております」と感謝した。

 前WBC同級王者で兄の優大(27=同)もこの日、自身のインスタグラムを更新。「入院から5日日。1週間がヤマ場だと言われてます。最初は呼吸器がないとダメでしたが今は自分で呼吸も出来るようになり、その他の色々な数値も悪化はしていないみたいです。あと2、3日乗り越えてくれたら先生から次のステップの話を聞けるみたいです」と現状を報告した。

 試合直後に緊急手術から父・功生さんが付き添っている優大は「きっと皆さんの応援や願いが銀に届いているのだと思います。必死に生きようとしてます。銀は今まで諦めた事1度もないです。あいつは強いので大丈夫です。俺も信じてます。皆さんが安心できるようにまた何かあれば報告させてもらいます。こっちは俺に任せてください。引き続き、祈っていてください。よろしくお願いします」とコメントした。

続きを表示

この記事のフォト

「井上尚弥」特集記事

「那須川天心」特集記事

2025年5月29日のニュース