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【K-1】新王者ターザンは改めて喜び 前夜は盛大なパーティーで「飲み過ぎて疲れた。寝たい」

[ 2025年6月1日 15:24 ]

「K-1 BEYOND」でK-1ワールドGPクルーザー級王座決定戦でサッタリをKOしてベルトを獲得したティアン・ターザン。ベルトを手に笑顔
Photo By スポニチ

 立ち技格闘技「K-1」は1日、「K-1 BEYOND」の一夜明け会見を都内で行った。

 メインのK-1ワールドGPクルーザー級王座決定戦でマハムード・サッタリ(34=TEAM大和魂)を1ラウンド(R)でKOしたティアン・ターザン(24=オランダ)が改めて喜びを語った。

 1Rからサッタリの右フックでダウンしながらもその後の1分4秒、強烈な左ストレートを浴びせて逆転KO勝利で第5代王者になったターザンは「K-1のベルトを獲れてうれしい。KOできたのもうれしい。昨夜は飲み過ぎて2時間しか寝てなくて、飲み過ぎて疲れた。会見が終わったら寝たいです」。前夜はタイトル獲得を祝う盛大なパーティーを行い、寝ぼけ眼で答えていた。

 逆転のKO劇には「ジャングルパワーが出た」と胸を張る。「正直、よく覚えてないんだ。私はダウンから回復できたと思う」と記憶が曖昧らしい。

 ダウンのダメージは「あまり覚えてなくて。試合後1~2時間は視界がぼやけるような感じで、KOしたのは覚えているがおぼろげながら」と壮絶な戦いだった。「いずれにしても王者になることは最初から確信していたのでKOして勝った」とベルトを手に強気に話した。「今は二日酔いになっているがうれしく思っている。ここまで長い道のりを超えて来た。毎日トレーニングしてきて、K-1王者になってうれしいと思う」と喜びを爆発させる。

 両親と来日。「母と父は2人とも泣いて喜んでいた。自分がどんなトレーニングをしてきたかも知っているからね。ダウンもしたし、KOで勝って2人の感情に訴えかける試合ができてうれしく思う」と喜びもひとしおだ。

 試合後、ケガでタイトルを返上した前王者のリュウ・ツァーが挑戦表明。「会場で会ってあいさつしたが、その場で挑戦表明したことを失礼したと謝っていた。いい人。今回はサッタリをKOしたが、彼もKOする」と早くもKO宣言が飛び出した。

 これでベルトは5本目。何本ベルトが欲しいかの質問に「300本は欲しいね」と笑った。

 今後の予定は8月31日に日本、9月にはK-1でリュウ・ツァーと防衛戦を行うという。練習再開には「スパーリングは水曜から」とジョークを飛ばすと「4カ月は忙しかった。4回も試合をした。だから8月までは少し休もうかと思っている。休暇をとるし、スパーは1カ月してから。回復の時間が必要なので、リラックスして家族や友だちと過ごしたいと思っている」としばらくは余韻に浸るようだ。

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