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現役世界王者・堤聖也が井上尚弥の苦戦の原因を的確に解説「コンディションが悪かったなら…」

[ 2025年5月6日 18:52 ]

堤聖也
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 WBA世界バンタム級王者・堤聖也(29=角海老宝石)が、元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏(44)のYouTube「前向き教室」に出演。プロ2度目のダウンを奪われながら世界スーパーバンタム級4団体統一王座を防衛した井上尚弥(大橋)が、挑戦者のラモン・カルデナス(米国)に苦戦した原因を的確に解説した。

 2ラウンド目、ダウンを奪われた井上の表情を見た堤は「ネリに倒されたときとは違った。初めて見る顔だった」と感じたという。

 8ラウンド目にTKO勝ちしたが、試合後は井上の不調を指摘する声が上がった。

 現役世界王者はどう見たのか。「尚弥さんのパフォーマンス自体で調子が悪いとは感じなかった」と否定した。

 そして、「ただ、相手(カルデナス)が対策しているやりずらさがあった。あと、思ったより(相手が)強いってなると結構大変。そのとき(想定と)絶対ズレる。一番危ない。僕にとって穴口一輝戦がそうだった。“マジ強えぞ”ってなった」と、説明した。

 つまり、井上が苦戦したように見えたのは挑戦者の対策がうまくハマったことに加えて、相手が戦前の想定以上の実力を発揮したことによるという。

 堤は井上の“不調説”を真っ向から否定。「もし、コンディションが悪かったなら、そっちの方がモンスター。それでアレ(逆転KO)やってんですよ」と、苦笑いした。

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