重岡銀次朗「やり返したい」王者タドゥランへのリベンジへ気合 構え修正&フィジカル強化で自信
プロボクシングIBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦 ペドロ・タドゥラン《12回戦》重岡銀次朗 ( 2025年5月24日 インデックス大阪 )

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世界王座返り咲きを目指す前IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗(25=ワタナベ)が23日、都内の所属ジムで公開練習を行った。
5月24日に大阪市住之江区のインテックス大阪で、昨年7月の3度目の防衛戦で9回2分50秒TKOで敗れた現王者ペドロ・タドゥラン(28=フィリピン)に挑戦する。再起戦となる、約10カ月ぶりのダイレクトリマッチへ「こんなに早くチャンスをいただけたことに感謝している。この10カ月間はどうやったらリベンジできるか、自分と向き合いながら足りないところを伸ばしてきた。それを当日発揮してリベンジしたい」と覚悟を口にした。
アマ時代から継続させていた“生涯無敗”が途切れた前戦。右眼窩(がんか)底骨折を負った一戦は「ボクシングにプライドを持ってやっていた。初めての負けには傷ついた」としばらく試合映像を見返すことはできなかった。以降は左ストレートを狙い過ぎるあまり正面構えになっていた構えを半身に修正。これまで行ってこなかった自身のスパーリング動画撮影や、高校時代から使用してきたマウスピースを一新するなど、リベンジのために変えられるものは全て変えた。「人生最大の壁。乗り越えなければいけない」と王者返り咲きへの決意を込める。
早朝のロードワーク後には自重での筋力トレーニングも導入。「体が強くなっている感覚はあるし、気持ちも楽」とフィジカル強化に手応え。この日公開した、23年全日本新人王で日本同級7位の坂井一颯(21=S&Kジム)との2ラウンドのスパーリングでは上下に攻撃を散らしながら、巧みなディフェンスを披露し状態の良さをアピール。「最近のスパーリングでは自分のボクシングを取り戻せた実感はある。凄く調子が良い」と充実の表情を浮かべる。
重岡兄弟の名誉挽回のためにも負けられない。3月30日には兄で前WBC世界ミニマム級王者の優大(27=ワタナベ)が王者メルビン・ジェルサエム(31=フィリピン)に判定負けし、王座返り咲きに失敗。試合後はライトフライ級への転級を示唆した。敗戦後には「また一緒に頑張ろうぜ」と言葉を贈ったことを明かし「たまには先に僕がチャンピオンになって背中を見せたい。また2人で上に上がって行けたら」と気合十分。常に背中を見てきた兄を、次は自分が引っ張る番だ。
プロモートする元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏も「ミニマム級の中でも強いチャンピオン。勝敗予想は難しい」と話すほど王者タドゥランの実力は本物。それでも重岡銀は「TKOで負けたので、やり返したい思いは当然ある。12ラウンド戦うことを想定しているが、もちろんどこかで倒しにいくつもり」とにやり。進化した姿を披露し、再び世界の頂点に立つ。
興行はABEMAで独占無料配信される。
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