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【日本フライ級王座決定戦】永田が王座返り咲き 山内との再戦で2―0の判定勝ち

[ 2025年4月8日 20:47 ]

プロボクシング日本フライ級王座決定戦10回戦   永田丈晶《判定》山内涼太 ( 2025年4月8日    東京・後楽園ホール )

新王者となった永田
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 同級1位・永田丈晶(27=協栄)が同級2位・山内涼太(30=角海老宝石)を2―0の判定で下し、2度目の王座返り咲きを果たした。

 静かな展開となった前半のオープンスコアは1―2で山内がリードした。山内の強打を警戒していた永田は後半、「気持ちでいかないと」と前に出て、逆転勝ちを収めた。

 2023年4月に初めて日本フライ級王座を獲得した決定戦の相手も、同じ山内だった。打ち合いの接戦を制した判定勝ちを支えたのは、前年に急死した父・勝之さん(享年55)への思いだった。しかし、初防衛戦で王座を手放し、最強挑戦者決定戦を経て再びチャンスをつかむまで、1年9カ月かかった。

 今回は、3月24日に生まれたばかりの第1子・晶己(しょうき)くんが支えだった。「生まれてきてくれたことに感謝したい。ベルトを取り返すことができて、本当によかった」。大切な人への思いに応えた2度の王座決定戦の勝利には、それだけの努力が詰まっていたはずだ。
 

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