金子繁治さんの孫・佳樹 名門野球部出身、高3以来約8年ぶり“決勝”へ「あの負けを払しょくしたい」
プロボクシング東日本新人王決勝 ( 2024年11月3日 後楽園ホール )

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プロボクシング初代金子ジム会長・金子繁治さんの孫・佳樹(26=金子/4勝4KO)が25日、都内の所属ジムで第81回東日本新人王トーナメント決勝戦に向け練習を公開した。
ウエルター級決勝での福永啄巳(24=青木/4勝1敗)戦へ、この日は同門の日本スーパーウエルター級6位の足名優太(30)と4ラウンドのスパーリングを公開。左右のフックから強烈な左ボディーにつなげるなど、仕上がりの良さをアピールし「決勝と思いすぎると変に構えてしまう。いつも通りに、組んでいただいた試合をこなすつもりで戦いたい」と気を引き締めた。
関東学院大4年時まではプロ野球選手を目指していた野球少年。22年4月から本格的にボクシングに転向すると、23年11月のデビューから4連続KO勝利でこの舞台までたどり着いた。福永とは1回TKO勝ちした今年3月以来の再戦。「あのときはたまたまいいパンチが当たって勝てただけ。次は初めて戦うつもりで挑みたい」と慢心はない。
東海大菅生高野球部3年時以来の決勝の舞台。八王子高との決勝では「7番・左翼」で先発出場も延長11回の末、3―5で敗れあと一歩で甲子園出場を逃した。「高校では勝てなかったので今回は勝って、早い段階であの負けを払しょくしたい」と16年7月以来、約8年ぶりの決勝に意気込む。
24日のプロ野球ドラフト会議では、東海大菅生高の1学年後輩、川口冬弥投手(四国IL徳島)がソフトバンクから育成6位で指名された。「自分がかなえられなかったプロ野球選手になる夢をかなえた。うれしいし、シンプルに凄いことだと思う」と刺激を受けた様子。続けて「今の自分はボクシングで勝ち続けること」と自らに言い聞かせるように次戦をにらんだ。
53年に東洋(現東洋太平洋)フェザー級王座を獲得し、日本人初の東洋王者となった祖父・繁治さんは、50年の第8回大会で新人王も獲得した。祖父に続く、東日本新人王の頂点を目指す佳樹は「誰も成し遂げられなかったことはやりたい。ただここが目標ではない」と通過点と強調。「もちろん目標は世界チャンピオン、と言いたいがそんなに甘い世界ではないことは身に染みて感じている。僕は目の前の試合に勝ち続けることに重点を置く」と謙虚な姿勢は崩さない。偉大な祖父に近づくため、まずは3日の大一番に全力を注ぐ。
試合当日はU-NEXTで独占ライブ配信される。
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