ロス合宿中の中谷潤人、大谷＆山本vs鈴木＆今永観戦でV2戦へ刺激　「今回も1発KO。期待して」

プロボクシング　WBC世界バンタム級タイトルマッチ   王者　中谷潤人（M.T）＜12回戦＞同級1位　ペッチ・ソー・チットパッタナ（タイ） （ 2024年10月14日    東京・有明アリーナ ）

ドジャースタジアムを訪れた中谷潤人（撮影・柳原　直之）
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　米ロサンゼルスで合宿中のプロボクシングWBC世界バンタム級王者の中谷潤人（26＝M.T）が10日（日本時間11日）、ドジャースタジアムを訪れた。この日はドジャース―カブスのカードで、ド軍は大谷翔平（30）が「1番・DH」で先発し、山本由伸投手（26）が先発で約3カ月ぶりに復帰登板。カ軍は今永昇太投手（31）が先発で大谷と2度目の対戦に臨み、鈴木誠也外野手（30）も「3番・DH」でスタメンに名を連ねた。中谷は試合前、マネジント事務所が同じ鈴木の元を訪れ、「ボクシング好き」という鈴木と談笑した。

　中谷は10月14日に同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ（30＝タイ）を相手に2度目の防衛戦（有明アリーナ）を予定しており、恒例のロサンゼルス合宿を8月22日から開始。「順調にスパーリングもこなせて、ケガなく試合に向けて調整できています」と現状を説明した。ロサンゼルスは15歳のときから合宿のために出向いており、「初心に戻る気持ちというか、そういう場所にさせてくれる場所なので、毎回初心に戻ってトレーニングできている」と話した。

　今春のロス合宿ではドジャース戦を2試合観戦。大谷のホームランも目の当たりにして刺激を受け、7月20日の初防衛戦ではボディー1発で1回KO勝ちした。この日は日本選手4人が同時出場とあって「凄く楽しみですし、たくさん刺激をいただきたい」と目を輝かせ、「今回も1発で終われるようにトレーニングしているので、そこらへんは期待して見ていただけたら」と自信を示した。

　既に世界3階級制覇を達成しており、今後は他団対王者との統一戦や、来年以降にはスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（31＝大橋）との対戦が期待される。ペッチ戦へ「大きな試合へ向けて大事な試合になると思うので、しっかりインパクトある勝ち方をしたい」と抱負を述べ、バンタム級の世界王者4人が全て日本人という現状で「1番という評価をいただけたらと思っている。次戦もそういう試合をしていくことが大事になってくる」と話した。