ボクシング3階級制覇王者・中谷潤人が日本選手4人出場のド軍vsカ軍を観戦　「今日は鈴木選手を応援」

鈴木誠也（左）とポーズを取る中谷潤人（撮影・柳原　直之）
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　米ロサンゼルスで合宿中のプロボクシングWBC世界バンタム級王者の中谷潤人（26＝M.T）が10日（日本時間11日）、ドジャースタジアムを訪れた。中谷は10月14日に同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ（30＝タイ）を相手に2度目の防衛戦（有明アリーナ）を予定しており、8月22日から恒例のロス合宿を行っている。

　この日はドジャース―カブスのカードで、ド軍は大谷翔平（30）が「1番・DH」で先発し、山本由伸投手（26）が先発で約3カ月ぶりに復帰登板。カ軍は今永昇太投手（31）が先発で大谷と2度目の対戦に臨むほか、鈴木誠也外野手（30）も「3番・DH」でスタメンに名を連ねた。日本選手4人が同時に先発出場するのは、2007年5月4日のヤンキース（井川慶、松井秀喜）―マリナーズ（イチロー、城島健司）以来17年ぶりとなった。

　世界3階級制覇王者で、来年以降に世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（31＝大橋）との対戦も期待される中谷は、前回ロスで合宿を行った今春にもドジャース戦を2試合観戦。大谷翔平投手（30）の本塁打を見て刺激を受け、7月20日の初防衛戦ではボディー1発で1回KO勝ちした。

　試合前にはマネジメント事務所が同じカ軍・鈴木の元を訪れた。「今日初めてお会いさせていただいて、練習も見させてもらって凄い刺激を受けました。凄くボクシングが好きというお話を聞かせていただいて、また一緒に練習させてくださいと言っていただいて、僕も楽しみに、まずは次の試合を頑張りたい」と笑顔。ドジャースタジムを観戦に訪れたのは「5回目ぐらい」で、「毎回、周りの方も凄く興奮されていて、自分自身も高ぶる気持ちを感じさせてくれる場所なので、凄くいい思い出が詰まっている」という。15歳のときから合宿のためにロスへ出向いており、「ドジャースファンか？」と問われると、苦笑しながら「今日はカブスファンで。鈴木選手を応援したい。大谷さんからもたくさん刺激はいただいているんですけど、今日は鈴木選手からも刺激をいただきたい」と答えた。